マンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドは、近年の過密日程を懸念している。
近年大きな話題となっている過密日程。これまでユルゲン・クロップ前リヴァプール監督や各国のスター選手たちなど、実際に試合に関わる人間から度重なる批判が展開されてきた。しかし、FIFAは2025年からクラブ・ワールドカップの方式を変更。6月~7月にかけて参加チームを「32」まで増やしたことにより(開催は4年ごと)、FIFPRO(国際プロサッカー選手会)はさらなる過密日程を懸念して抗議の声明を発表していた。
だが、FIFA側はこの訴えに対して「国際フットボールの最善の利益のため、フットボール・カレンダーを実現するための義務と責任がある」と説明し、クラブ・ワールドカップも含めた2025~2030年のフットボール・カレンダーについてFIFPROとWLA(世界リーグ協会)と協議したことを強調。すると、FIFPROとヨーロピアンリーグ機構は「国際試合日程は飽和状態を超えており、各リーグにとっては持続不可能になっている。選手の健康も脅かされている」とし、法的措置に動くことを発表している。
こうした過密日程が続く現状について、ハーランドが言及。試合が増えるにつれてコンディション維持が難しくなることを強調した。イギリス『ガーディアン』が伝えている。
「EURO2024でも、選手たちが疲れているのはみんながわかっただろう。顔を見ればフットボールに疲れている様子が見て取れた。そういう言い方をしていいのであればね」
「今シーズンもそうなるだろう。休暇をあまり取れない選手もいるかもしれない。でも、それが今のやり方だ。鋭いプレーを毎試合できるとは思えない。努力はできるけど、年間70試合以上もプレーしていれば、ベストコンディションを維持するのは難しいね」
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