HaalandGetty Images

バルセロナがハーランド獲得に執着する理由は?…スペイン紙「レアル・マドリー移籍をどんな手を使っても阻止したいから」

ボルシア・ドルトムントFWアーリング・ハーランドの獲得の動きが盛んに報じられているバルセロナだが、その理由には宿敵レアル・マドリー移籍を阻止する狙いもあるのかもしれない。スペイン『マルカ』が報じている。

スーパーリーグ創設や、ラ・リーガのCVCからの資金調達に対する訴訟など、最近は協力関係が際立つバルセロナとレアル・マドリー。だが『マルカ』のレアル・マドリーセクションのチーフが執筆した記事によれば、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長はスペイン首都クラブの補強の動き、つまりはパリ・サンジェルマンFWキリアン・エンバペに加えて、ハーランドすら手中に収めようとする動きに警戒しているという。

バルセロナは現在、チームの不調を受けて冬の移籍市場での選手補強に注力しているが、ラポルタ会長はすでに夏の補強も見据えている様子。数日前、ハーランドの代理人ミノ・ライオラ氏と話し合いの場を持ったのも、それに関係しているとのことだ。

『マルカ』曰く、ラポルタ会長は自身のスタッフと行う会議で、「どんな手を使ってでもハーランドのレアル・マドリー移籍を阻止しなければならない」と何度も強調しているとのこと。同会長はエンバペがFWカリム・ベンゼマやFWヴィニシウス・ジュニオールらと一緒にプレーすることだけでも恐怖を感じており、そこにハーランドまで加わることは、絶対に防ぎたいようだ。『マルカ』は同記事を、次のような文章で示している。

「ラポルタは(ハーランドの)補強を実現する方法を探してるが、何よりも彼の行き先がサンティアゴ・ベルナベウになることを望んでいないのだ。それはすでに、執着となっている。多くの人々がレアル・マドリーがこれから集結させる選手たちを、少し前のバルセロナが擁していたスアレス、メッシ、ネイマールと比較している。バルセロナはエンバペ、ハーランド、ヴィニシウスのトリデンテが現実のものとならぬように闘っていくことになる」

「とどのつまり、私たちはスペイン、ひいては欧州大陸の二大クラブの新たな闘いを目にしているわけだ。彼らは今が旬の2人のクラックに対して、ほかのクラブが持つ金ではなく、歴史を見てほしいと望んでいる。ボルシア・ドルトムントはハーランドに対して契約延長のオファーを提示したが、ドイツで2年を過ごした同FWは約束したことを果たしたと感じている」

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