Antoine Griezmann Barcelona 2020-21Getty Images

バルセロナ、グリーズマンの放出を冷静に検討…選手はアトレティコ以外の移籍には動かず

FWアントワーヌ・グリーズマンの放出に動くバルセロナだが、移籍の方法や移籍先を早急に決める考えはないようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

財政的に困窮するバルセロナはグリーズマンの放出を目指しているが、アトレティコ・マドリーMFサウール・ニゲスとのトレード交渉がストップしているなど、現時点では苦労を強いられているように見受けられる。

ジョアン・ラポルタ会長率いるバルセロナ理事会はそうした状況にも焦らず、望ましい形で放出することを目指していくようだ。最良であるのはレンタルではなく完全移籍による放出であり、今夏の移籍市場が開いている間はその可能性を模索していく考えという。

その一方でグリーズマン本人は、現在はバルセロナでのプレーに集中している様子。『マルカ』曰く、フランス代表FWはアトレティコ復帰の可能性が浮上した際に確かに期待を抱いたようだが、その他のクラブに移籍する動きは一切見せていないとのことだ。

グリーズマンが動きを見せていない最たる理由は、バルセロナから何も伝えられていないため、であるという。バルセロナはイングランド、フランス、イタリアといったクラブからの興味をグリーズマンに伝えておらず、同選手はプロフェッショナルとして、バルセロナで出場機会を手にすることだけに集中しているようだ。

だがしかし、グリーズマンのそうした姿勢にもかかわらず、バルセロナはこのフランス人の放出が絶対に必要と考えている様子。それは高年俸のほか、自チームの中で市場価値が高い選手の一人であるためという。

バルセロナは2年前の夏、移籍金1億2000万ユーロをアトレティコに支払いグリーズマンを獲得。移籍金の減価償却もまだ終わっていない。このこともあって完全移籍での放出で移籍金を手にすることが望ましく、レンタルで人件費だけを抑えるのは妥協案と捉えているようだ。

なおグリーズマンは昨季、バルセロナでMFフレンキー・デ・ヨングに次いでチーム2番目となる51試合に出場。19得点13アシストを記録した。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0