ギリシャ1部の試合は、これからの2カ月にわたって無観客で行われることが決まった。
ギリシャでは近年、スポーツファンに関連する犯罪が問題になっている。2022年2月に行われたアリス・テッサロニキ対PAOKサロニカでは、19歳のファンが両クラブサポーターの衝突に巻き込まれて殺害される事件が発生。その後、政府は最大刑期を半年から5年に改正して取り締まりを強化していた。
しかし、今年8月にはチャンピオンズリーグ予選でAEKアテネとディナモ・ザグレブのサポーターが衝突し、ギリシャ人サポーターが刺殺される事件も発生。10月のオリンピアコス対パナシナイコスのダービーでは花火が選手に直撃して試合が中断される事態に発展するなど、フットボールサポーターに関する事件が相次いで起きている。
そして先週、オリンピアコス対パナシナイコスのバレーボールの試合でも両クラブのサポーターが衝突し、その中で警察官が重傷を負う事件が起きた。これを受けて政府は2024年2月12日まで、国内1部ギリシャ・スーパーリーグの全試合でサポーターの入場を認めず、無観客での開催を命じる厳しい措置に動くことを発表した。
政府のスポークスマンは、「この数年間、ファンを装った犯罪者が致命傷を負わせたり、殺害したりする深刻な犯罪を犯している。犯罪者集団の残忍な行為によってアスリートやファンが苦しめられることがあってはならない」と今回の措置に至った理由を説明した。
なお2カ月にわたる無観客試合の措置は、ギリシャで開催される一部のヨーロッパカップ戦にも適応される可能性があり、さらに対応が進まなければ措置期間が延長される可能性もあるようだ。
