Goal.com
ライブ
gonda-shuichi(C)Getty Images

権田修一が振り返るカタールW杯。クロアチアとの間にあった差とは?

カタール・ワールドカップから一年が経過し、日本代表のサプライズについてGK権田修一がFIFA公式サイトのインタビューで語っている。

日本代表はドイツ、スペインなど強豪国と同居する中、この両チームを破り、首位でのグループステージ突破を果たした。特に開幕戦のドイツ戦では権田がビッグセーブを連発し、逆転勝利の立役者となっている。権田はワールドカップ初戦についての思いをこう振り返った。

「もちろん、国を代表するという重圧は感じていたけれど、これまでやってきた準備を信じて、自分ができるプレーをすることに集中していました。前半、僕は不用なチャレンジをしてPKを献上し、ドイツはそのPKを決めて先制しました。ドイツは試合を通して多くの得点機を作り出していましたし、自分たちで多くのチャンスを作れるとは思っていなかったです。ドイツの失点を最小限に抑えることが、勝つためには不可欠だとわかりました。開幕戦で失点した後、慌てふためくのは簡単でしたが、落ち着いてプレーし、チームの勝利に貢献できました。正直なところ、試合終了のホイッスルが吹かれた後は舞い上がってしまい、最優秀選手に選ばれたことが身にしみなかったですね」

さらに、勝利したことでチームが自信をつけたとし、権田は「開幕戦に勝つことが目標だったので、この結果で準備が正しかったことを再確認できた。日本がドイツのようなサッカーの強豪国と互角に戦えることを証明できたことは、チーム全体の自信につながったと思います」と明かす。

第2節ではコスタリカに敗れ、ドイツはスペインとドローに。その結果、日本は最終節でスペインに勝つ必要が生まれ、権田は「状況がはっきりしたことで精神的にリセットできました。コスタリカ戦が先にできたのは幸運だったかもしれないです」と話す。

その後、スペインを破り、死の組を首位通過した日本。権田は「僕らの最大の強みは、誰が交代で入ってもチームに何かを加えられることでした。交代で出場してインパクトを与えることは難しいかもしれないが、カタールでは、すべての選手が自分の役割を理解し、チームに貢献しようと努力していたという点で、日本は世界一だったと思います」と胸を張った。

しかし、決勝トーナメント1回戦ではクロアチアとPK戦の末に敗れ、権田は「日本はクロアチアに比べ、大舞台でのPK戦の経験が少ないように感じました」と認めている。

「日本とクロアチアは、ともに1998年のフランス大会でワールドカップデビューを果たしている。しかし、クロアチアの方が大舞台でのPK戦を経験した選手が多く、2018年には決勝に進出し、他の大きな大会でも好成績を残しました。それがクロアチアの選手たちに自信を与えたのだと思いまし。ドイツ戦での逆転勝利の経験が、スペインに勝つカギとなったように」

「準々決勝進出という悲願を追いかけていた僕らにとって、クロアチア戦は非常に大きなものでした。しかし、クロアチアにはこの試合を単なる通過点としてとらえる余裕があるように感じられました。それが両チームの決定的な違いだったと思います」

クロアチアとの差を埋めるため、権田が必要だと考えることは海外でプレーすることだと主張した。

「現在、多くの日本人選手がヨーロッパのトップリーグでプレーしており、今シーズンはUEFAチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグでプレーしています。ワールドカップのような雰囲気とプレッシャーのある大会やリーグを、日本の選手も味わう必要があると思います」

「日本がワールドカップに初出場したとき、アルゼンチンのガブリエル・バティストゥータやハビエル・サネッティといった大物スターを前にして、怖気づいた選手もいたかもしれない。しかし、ブンデスリーガで活躍する日本人が増えた今、ドイツ代表と対戦しても、そのようなプレッシャーは感じなくなりました。多くの日本人がトップレベルのリーグでプレーすることが普通になった。日本サッカーが大きく成長している証拠だと思うし、これからさらに多くの選手が海外に出ていくことが重要ですね」

広告
0