Wilfried GnontoGetty Images

伊代表デビュー戦で躍動の18歳ニョントにサッスオーロが接触「哲学に合致する若手」

サッスオーロのジョヴァンニ・カルネヴァーリCEOが6日、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、チューリッヒに所属する18歳のイタリア代表FWウィルフリード・ニョントの獲得に乗り出していることを明かした。

コートジボワール出身の両親を持つイタリア生まれのニョントは、5月のイタリア代表合宿へサプライズ招集を受けると、4日のUEFAネーションズリーグのドイツ戦(1-1)において途中出場し、18歳7カ月の若さで代表デビュー。わずか5分でいきなりイタリアの先制点をアシストする活躍も見せた。そんな若き逸材には、サッスオーロから熱視線が注がれている。カルネヴァーリCEOは、かねてより18歳FWの獲得を目指し、すでに接触を試みていたことを明かしつつ、争奪戦を警戒した。

「ウィルフリード・ニョントの活躍は、我々が時には若手選手たちの成長を待ち、出場機会を与える必要があることを示している。彼は我々の哲学に合致する若手だ。以前から何度か接触を行っている。この間の試合の後では、当然、状況が変わってくるだろう」

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一方、アーセナルなどビッグクラブから注目を浴びる23歳のイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカにも言及。サッスオーロ幹部は明確な発言を避けた。

「トップチームの顔ぶれは可能な限り変えたくない。スカマッカに対するオファーは現時点で具体的なものは何もない。彼のような選手であれば、当然、他のクラブからの接触はあるものだ。だが代表戦というショーウィンドウも重要になり得るだけに、何かを発言するには時期尚早だ」

なお『コリエレ・デロ・スポルト』の報道によれば、アーセナルはターゲットとするマンチェスター・シティのガブリエウ・ジェズスの代替候補としてスカマッカの獲得を検討。サッスオーロが要求する移籍金4000~4500万ユーロ(約57~64億円)などの条件を唯一、満たせる可能性のあるクラブであると見られている。

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