アトレティコ・マドリーFWジュリアーノ・シメオネ(22)が、同クラブでボールボーイをしていた頃を振り返った。
今や押しも押されもせぬアトレティコの主力となったシメオネ監督の三男ジュリアーノ。同選手はまだ幼かった頃、アトレティコが2017年まで使用していたスタジアム、ビセンテ・カルデロンでボールボーイを務めていたことがある。
その当時から選手になることを夢見ていたジュリアーノだったが、アトレティコのトップチームの選手たちを間近で見て、その夢が容易に叶うものではないと感じていたようだ。スペイン『カデナ・セール』とのインタビューに応じた同選手は、次のように語っている。
「カルデロンに初めてやって来たのは8歳の頃だ。髪の長い子供だったね……。選手たちを練習で見ていたら、僕にボールをくれるんだよ。彼らの練習を間近で見ているのは、何か凄まじいことだった」
「カルデロンではボールボーイを何回も務めたよ。選手たちのプレーリズムはとんでもなかったね。これがトップレベルの選手たちなんだって思った。自分がここでプレーしていることを想像してみたら、おかしくなりそうだったよ。当時は、絶対に無理だと思った。アトレティコ・マドリーでプレーするなんて、あまりに遠すぎる夢だったんだ」
ボールボーイを務めていた頃には、狡猾な選手だったことでも知られる父親から、“指導”も受けたようだ。
「アトレティコが勝っているとき、相手選手に素早くボールを渡したことがあった。すると父さんは手を動かしながら『チッ! チッ!』て言ったんだ(笑)。僕が早くボールを渡すのを止めさせようとね」
それからリーベル・プレートの下部組織、アトレティコの下部組織、レアル・サラゴサ、アラベスへのレンタル移籍を経て、アトレティコのトップチームにたどり着いたジュリアーノ。ラ・リーガを代表する選手の一人となった自覚はあるかと問われると、こう返している。
「本当のことを言って、ノーだ。僕は自分の成長だけに、自分のレベルを上げることだけに集中している。進歩しているとは思うけど、努力を続けなければいけない」
フットボールに対して尽きない情熱を持つことで知られるシメオネ監督だが、家ではどんな様子なのだろうか。ジュリアーノの証言によれば、皆が想像する通りのようだ。
「父さんと一緒に住んでいたのは、ずいぶん前のことだからね。でも一緒に暮らしていた頃は……たとえばランチや朝食で、父さんはipadで何かしらの映像を見ているんだ。するとコップやフォーク、オレンジジュースを使ってフォーメーションを組み始めるんだよ。朝の8時、朝食を取っているときにね(笑)」


