30日のラ・リーガ第12節、敵地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦を1-1で引き分けたジローナ。ミチェル監督は試合後、自チームの前半のパフォーマンスに満足感を表している。
ラ・リーガ下位に沈むジローナだが、このレアル・マドリーとの一戦で健闘を見せた。前半はコンパクトな守備で相手の決定機を許さず、自分たちがボールを保持すると巧みなビルドアップからゴールチャンスを創出。後半になると、焦りを募らせるレアル・マドリーのFWヴィニシウス・ジュニオールに先制点を決められたが、MFマルコ・アセンシオのハンドによってPKを獲得し、FWクリスティアン・ストゥアニが同点弾を獲得して勝ち点1を分け合っている。
ミチェル監督もこの一戦に手応えをつかんでるようで、チームが上昇気流に乗るためのきっかけにする必要性を説いた。
「勝ち点1の価値は勝ち点1分しかない。が、転換点となるべき試合ではあった。私たちはボールを保持した際に素晴らしい姿を見せた。ただ、ボールを持っていないときのプレーはガツンとしていなかったね。しかし、相手にはヴィニやモドリッチがいるんだ。後半の私たちはうまくボールを持てなかった」
「今季最高の試合だったか? 最高ではないが、前半は最も良い姿を見せられたと思う」
この試合では、レフェリングが大きな主役に。アセンシオのハンドについては腕ではなく胸に当たったようにも見え、また1-1となった後にはFWロドリゴ・ゴエスがマドリーの勝ち越し弾を決めたと思われたが、GKパウロ・ガッサニーガに対するファウルからボールを奪っていたとしてゴールは取り消しになった。
ミチェル監督は、ロドリゴのゴールについて取り消すべきではなかったとの見解を示している。
「私たちもアルメリア戦で経験あることだ。フットボール的に言えばゴールだが、規則がダメだと言うんだよ。あれはプレー上のアクションで、私にしてみればファウルになるべきではない。しかし規則がそう言っているのだから、それまでということだ」
「PKのアクションは見ていなかった。しかし、腕が上がっていたと言われたよ」