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久保建英、ベティス戦でわずか10分の出場時間しか与えられず…ヘタフェは0-1敗戦で監督の解任危機

19日のラ・リーガ第24節、ヘタフェは敵地ベニト・ビジャマリンでのベティス戦を0-1で落とした。MF久保建英は3試合連続でベンチスタートとなり、81分から出場を果たしている。

ここ5試合の成績が1分け4敗。4試合無得点で、直近2試合では枠内シュートなしとクライシスに陥っているヘタフェは、この試合に敗れればボルダラス監督解任の可能性が一気に高まる事になる。ヘタフェ指揮官はこの窮状で、久保とアレニャーをまたもベンチに置き、これまで何度も成功を呼び寄せてきたフィジカル重視のフットボールに懸けている。

試合は予想通りベティスがボールを保持して、ヘタフェが強度あるプレッシングからカウンターを狙う展開に。ベティスの方が試合を優勢に運び、シュートチャンスも築いていったが、13分には攻撃の要であるフェキルが負傷し、ペジェグリーニ監督は代わりにテジョをピッチに立たせている。以降、試合はより手堅いものとなり、スコアレスのまま前半は終了した。

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後半、相変わらずボールを保持して攻め込むベティスは、ロレンやカナレスが決定機を迎えるなど、攻撃の緒が見つからない様子のヘタフェよりも得点の可能性を感じさせる。ボルダラス監督は67分に1枚目の交代カードを切り、2トップの一角だったアンヘルをアレニャーに代え、4-4-2からアレニャーをトップ下とする4-2-3-1にシステムを変更した。

ゲームメーカーをピッチに置いたヘタフェの攻撃は、やや改善を見せる。71分にはククレジャのフリーキックにチャクラが頭で合わせ、GKジョエルに止められたものの3試合ぶりの枠内シュートを記録。さらに72分には速攻からアランバリがわずかに枠を外れるシュートも放っている。

勢いを増すヘタフェだったが、75分にはチャクラがペナルティーエリア内でボルハ・イグレシアスの顔に打撃を加えたとしてベティスにPKを献上。しかしキッカーのカナレスのシュートはGKソリアがセーブして事なきを得た。ボルダラス監督は81分にニョムとの交代で久保を投入。久保は前2試合では50分台での投入だったが、今回は10分間のみの出場となった。

久保をいつも通り右サイドハーフに据えて攻勢を見せようとしたヘタフェだが、この交代策の直後にゴールを決めたのはベティスだった。83分、再びチャクラのB・イグレシアスに対するファウルを取られてPKになると、今度はB・イグレシアス自身がキッカーを務め、シュートを決め切られた。

ヘタフェは終盤、死に物狂いでベティスのゴールに迫ったが、決定機を迎えることはできず。久保は一度ドリブル突破でペナルティーエリア内に侵入することがあったが、それもチャンスには結びつかなかった。後半アディショナルタイムには、ベティスのウィリアム・カルバーリョが退場となったが、結局1点ビハインドのまま試合終了のホイッスルを聞いている。

ここ6試合の成績を1分け5敗としたヘタフェは、勝ち点を24から伸ばせず暫定で14位に位置。降格圏18位バジャドリーとの勝ち点は3となっており、ボルダラス監督解任の可能性がいよいよ現実味を帯びてきた。

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