日本代表戦を翌日に控えるドイツ代表のハンジ・フリック監督が8日の記者会見に臨み、日本が見せるサッカーなどについて言及した。
来年のEUROの開催国であるドイツは9月のインターナショナルマッチウィークにて、9日にはヴォルフスブルクで日本と、12日にはドルトムントでフランス代表と対戦。これら2戦の結果や内容次第で進退も問われる可能性があると報じられるフリック監督だが、8日に現地で開かれた日本戦に向けた会見にMFイルカイ・ギュンドアンとともに出席した。
フリック監督は会見で、そのギュンドアンを正式に新キャプテンに指名したこと、ヨズア・キミッヒを右サイドバックに配置する考えなどを述べた。
また、「カイ・ハヴァーツが昨日言っていた通りだ。もう親善試合はない」と“本気モード”であることも強調する同監督は「過去から何を学ぶのかが大事。我々はワールドカップから多くの教訓を受けた。たくさん試し、6月にはそのフェーズを終えている。協議してプレーフィロソフィーを一つに定め、それをチームに伝えた」とEUROに向けて実験を控える決断を下したことを明かしている。
同監督は最後に日本代表チームについても言及。「非常に興味深いチームだ。(カタール)ワールドカップで最終的に我々にとって決定的となったのは、彼ら相手に喫した敗戦だった」と振り返り、次のように続けた。
「私は彼らがプレーするサッカーが好きだ。バリエーションが非常に多いプレーで、選手たちもみんなとても優れた指導を受けている。それに彼らはとても攻撃的なサッカー、美しいサッカーをプレーする。だから称賛しかないし、この数年間、とても良い形での発展を見せたチームだ。なので、明日の日本との試合を楽しみにしており、(彼ら相手に)上手くできればと考える」