ドイツのレジェンド、ローター・マテウス氏がEURO(ユーロ)2020を前に、ドイツ代表の現状について自身の見解を示している。
ご意見番のマテウス氏は『Goal』及び『SPOX』のインタビューで「右サイドバックの(リドル)バクが入らなかったのは納得がいかない」と発言。ヨアヒム・レーヴ監督のメンバー選考に不満を示した。
「ドイツはバクをEUROに連れていくべきだった。彼は右サイドで大きな仕事ができる選手だ。一方でセンターバックの選手が明らかに多い。バランスの悪い構成になっていると思うね」
以下に続く
ヴォルフスブルク所属、23歳のバクは20-21シーズン、リーグ戦34試合に出場。右サイドバックを主戦場にしながら6ゴール8アシストと、多くの決定機に絡むことからリーグ屈指のサイドバックとの評価を得ていた。
一方でしばらく代表から追放されていたトーマス・ミュラーの2年半ぶり代表復帰にはポジティブな印象を抱いている模様で「トーマスは周囲に良い雰囲気を与える役割も担っている。重要なことはエゴよりもチームスピリットを優先する存在だ」とマテウス氏は語っている。
EURO2020でドイツ代表はフランス、ポルトガル、ハンガリーと同居する“死の組”グループFに属している。レーヴ体制も同大会での終了が決まっているが、ドイツは1996年大会以来となる4度目の優勝を果たすことができるのだろうか。