ドイツ代表MFカイ・ハヴァーツの発言が同国内で物議を醸している。『キッカー』や『シュポルト1』などの記者は、同選手が日本代表戦前に発した言葉に違和感を覚えたようだ。
昨年カタール・ワールドカップで日本に敗れたハンジ・フリック監督率いるドイツは、ロシア大会に続いて2大会連続でグループステージ敗退。今年3月と6月に臨んだ6試合も1勝1分け3敗と調子が上がらず、来年のEUROの開催国にとって今月9日の日本戦と12日のフランス戦は通常の単なる親善試合ではなく、代表チームへの批判的な見方を覆す内容を見せるべき大事な舞台と位置づけられている。
ユリアン・ブラントとともに7日の会見に臨んだハヴァーツも、「親善試合だろうとほかの試合だろうと、僕たちにとってどの代表戦も非常に大事」と強調し、「来年にはサッカー選手としてそう多く経験することがない自国開催のEUROがあるので、試合に勝って国を盛り上げていきたい。だからこそこの2戦は僕たちにとって親善試合なんかではなく、限りなく本気で挑まなければ試合だ」とこの2戦の重要性を語っていた。
一方で、同選手はチームの低調の要因について問われた際に「僕たちはここ数カ月、たくさん批判され、それに値しなかったことも多かった」とも言及。「誰もがW杯後の報道で気付いたはずだが、国内でのサポートはあまりなかった。サッカー面でのサポートがなく、僕たちは自分たちだけが頼りだった」と話し、「僕たちフットボーラーにとってファンは非常に大事な存在なんだ。彼らからも力をもらっているからね。ほかの国々、どんなファンがいてどんなサポートを受けているかを見ると、僕たちの場合、それがちょっと足りなかったと感じる」と続けた。
それを受け同国のメディアも反応。『キッカー』は「ハヴァーツの認識に違和感を覚える」とし、同選手の発言は「しばらく前から明らかになっている代表チームとサポーターの間の疎外感を表すものとなった」と指摘した。
『シュポルト1』は「ハヴァーツはおそらく理解していない!」と題した記事で、同選手から「反省、謙虚さが感じられない」と批判。「なぜ『僕たちは弱かった!君たちを失望させた!君たちの信頼を取り戻したい!』といったシンプルな言葉を選ばない?ハヴァ―ツはこれらの発言でオウンゴールを決め、日本戦、フランス戦といった大事な代表戦を前にファンたちを敵に回した」と続けた。
なお、同メディアはロビン・ゴセンス(「僕たちはクソのような気持ちで夏のオフに入った。とにかくハードワークして頑張らなければいけない!」)やイルカイ・ギュンドアン(「自分たち次第だ。僕ら選手たちも自問自答しなければいけない時がやってくるものだ」)と反省していたことを紹介し、ハヴァーツらに向けて「嘆くのではなく、アクションを起こすんだ!」と呼びかけた。
