ドイツ代表は年内最後の代表戦でオーストリア代表に0-2で完敗。ユリアン・ナーゲルスマン監督は試合後、自国開催のEURO2024まで「多くの仕事に取り組まなければならない」ことを認めた。
11月のインターナショナルウィークですでにトルコに2-3で敗れていたドイツは、21日に敵地でオーストリアと対戦。前半29分に左からカットインしたマルセル・サビッツァーに右足シュートをニアに突き刺され、ビハインドを背負いながら後半へ。すると49分、リロイ・サネが自身のファウル後に詰め寄ってきた相手選手を突き飛ばして一発退場に。10人となったドイツは73分にクリストフ・バウムガルトナーに追加点を奪われ、0-2での黒星を喫した。
これで10月に新体制となってからドイツの成績は1勝1分け2敗。ナーゲルスマン監督はドイツ『ZDF』の試合後インタビューで「我々は多くの仕事に取り組まなければならない。現状を受け入れることに多くがかかっている。被害妄想になって、『自分たちにはできない』、『きっとEUROでもダメだ』など言ってはいけない」と話すと「非常に多くの仕事が自分たちを待っていること、みんなそれぞれ今以上にステップを踏まなければいけないことを受け入れなければならない。すべてのポジションにおいて、信じられないほどの量の仕事だ。楽にこなせるものはない。大量の仕事だ」と強調した。
ドイツは2023年は3月のペルー戦を除くすべての代表戦で失点。同監督は守備について、「我々は来夏までディフェンス・モンスターに化することはない。我々はそれではない。このチーム、手元に置かれる選手たち、才能を見れば、フットボールをプレーする大きな才能を持つチームであることがわかる。しかし、実際の試合でほとんど突っ立った状態でプレーし、まったくドリブルを仕掛けず、自分たちのゴールキックのときもバウムガルトナーが1人で2人対応できているのを見ると…。全体的にポゼッション時にはもっと遥かにダイナミックにならなければならないのだよ」と指摘している。
ナーゲルスマン監督は以前から批判され続けるチームのメンタリティにも言及。「チームがわかっていないとか、やる気がないとか、そういった理由ではない。“メンタルブロック”という言葉は違うが、彼らは自由にやれていない。トレーニンググラウンドで彼らを見ると信じられないほど団結したグループだ。しかし、それをピッチに持ち込めていない。ピッチに入り、審判が(キックオフの)笛を吹く途端、みんな一匹狼になってしまい、ピッチ外での団結したグループではなくなっているという感覚だ」と語った。
なお、ドイツ誌『キッカー』のチーフレポーターは「ユリアン・ナーゲルスマン監督下でのたったの4試合で、代表チームは再びハンジ・フリック時代末期に置かれた場所に辿り着いてしまった」と辛口評価。「オーストリアに妥当な0-2での敗戦を喫した際の無気力でまとまりのないパフォーマンスは、ハンジ・フリック時代に終止符を打った日本に1-4で惨敗した試合を彷彿とさせるものが多かった」などと批判している。
