ドイツサッカー連盟(DFB)は日本代表戦惨敗の翌日にハンジ・フリック監督の解任を発表。『シュポルト1』によると、同監督はすでにメンバーの多くからの信頼を失っていたという。
9日の日本との国際親善試合を1-4で落とし、2001年イングランドに1-5で敗れて以来のホームでの大敗、38年ぶりに3連敗を喫したドイツ。昨年のカタール・ワールドカップでは2大会連続でのグループステージ敗退を喫し、今年に入ってからも1勝1分け3敗と不振が続くと、日本戦の結果がDFB史上初の監督更迭の決定打となった。
一方で『シュポルト1』によると、フリック監督とチームの間には以前から溝が生まれていたという。3月や6月のインターナショナルウィークでは3バックを導入するなど実験を繰り返し、それらは「失敗に終わった」と主張。「過去にバイエルンを成功に導いた指揮官は、完全に自信をなくして付いていけない選手たちの頭をすっきりさせ、彼らに再びプレーを楽しむ姿勢を与えることができなかった」と述べ、「戦術変更が不安定化につながった」と続けた。
フリック監督は日本戦でも、クラブでMFを務めるヨズア・キミッヒを右サイドバックに置き、本来はCBのニコ・シュロッターベックを左サイドバックで起用するなど、またも実験を実施。同メディアはキミッヒが試合後、「結局のところ、僕たちは監督が正しい判断を下し、チームにとって何が良いかを把握していることを信じなければいけない」と話していたことについて、「納得の言葉には聞こえない」と起用法に疑問を抱いているような発言として受け取っている。
『シュポルト1』はまた、6月にフィットネスを理由にニクラス・ジューレ、9月にはクラブでのフォームを理由にレオン・ゴレツカやティモ・ヴェルナーを招集外としたことについて言及。ジューレに関しては、ボルシア・ドルトムントで昨季終盤は好パフォーマンスを見せ、ゴレツカに関してもバイエルン・ミュンヘンで今季レギュラーの座を奪い返していただけに、当人に限らずほかのメンバーたちの一部も決断に首を傾げていたことを指摘した。
これらに加え、フリック監督はインタビューなど公の場でのコメントも説得力に欠け、それも権威の失墜、「ドレッシングルーム(内の信頼)を徐々になくすことに」結び付いたとのこと。同メディアでは、“支持派“は日本戦直前にキャプテンに就任したイルカイ・ギュンドアン、フリック監督が守備のボスと見ていたアントニオ・リュディガーを含む数人のメンバーだけだったと伝えられている。
