Leao Dalot MilanGetty Images

ミランCEOが語る「欧州SLは死んだ。しかし持続可能なサッカーの実現が必要」

ミランのイヴァン・ガジディスCEOが、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、欧州スーパーリーグ構想や今シーズン限りで退団する見込みのGKジャンルイジ・ドンナルンマなどについて語った。

ミランは近年、長らく低迷が続いていたが、今シーズンはリーグ戦24勝7敗7分で2位と好成績を収め、8シーズンぶりとなるチャンピオンズリーグ出場を決めた。ガジディスCEOは、名門クラブ復活の立役者となったFWズラタン・イブラヒモヴィッチ加入の舞台裏を語った。

「私はミランにやって来た初日、ガイド役としてチームの力になれるベテラン選手を排除することなく、若手を主体としたチーム作りをすると話した。私からイブラヒモヴィッチに『ノー』と言ったことはなく、彼の方から『LAギャラクシーを離れたくない』と断られたことがあった。私はイブラの加入を推進していたし、別の理由で実現しなかったが、(セスク)ファブレガスの獲得も勧めていた」

以下に続く

続いてミランCEOは、22歳の守護神ドンナルンマとの契約延長交渉が失敗に終わったことについて言及した。

「細かいことを明かすつもりはないし、ジージョと(代理人ミーノ)ライオラがどこまで親しいのかも知らない。しかし最終的には当然、選手の決断だったと言える。ジージョが並外れたプロフェッショナルであり、CL出場権の獲得を誰よりも喜んでいた。彼には絶大な尊敬を抱いており、彼の選択を尊重したい。彼自身にとって最善の選択をした」

ミランはシーズン中、レアル・マドリーやユヴェントスなどが主導していた欧州SL構想への参加を発表したが、相次ぐ批判に撤退を余儀なくされた。

「欧州SLは死んだ。しかしながらあの構想へ至る原因となった問題は変わらずに存在している。サッカー関係者は全員、より良い持続可能なサッカーを実現するために、問題の原因を真剣に考えていかなければならない。勝者とか敗者とかの話になることを懸念している。勝者は誰もいない。断裂しないことを願っている」

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