26日のコパ・デル・レイ決勝バルセロナ対レアル・マドリーは3-2でバルセロナが勝利し、4年ぶり32回目の優勝を果たした。この試合の終了直後、バルセロナMFガビ(20)がレアル・マドリーDFラウール・アセンシオ(22)に挑発的なセレブレーションを行い、話題となっている。
延長戦後半の11分にDFジュール・クンデがミドルシュートを突き刺し、宿敵レアル・マドリーとの死闘を制したバルセロナ。ガビとラウール・アセンシオは試合が終了する前から何かやり取りをしており、近づいてきて何かしらの言葉を口にするガビを、ラウール・アセンシオが右手で突き放す場面もあった。
そして試合終了のホイッスルが吹かれると、歓喜するガビは一目散にラウール・アセンシオに向けて走り出し、顔を近づけて、何かを口にしてから走り去っていった。ガビと同じく強気な性格で知られるラウール・アセンシオは、すでに距離を取っているバルセロナMFに向けて右手を出して、“こっちへ来いよ”というジェスチャー。その様子を見ていたFWエンドリッキになだめられていた。
スペイン『マルカ』電子版は、ガビの振る舞いが勝者のものではなかったとして、「ガビがアセンシオに見せた恥ずべき振る舞い」と見出しを打って報じている。
節度を持った振る舞いは、もちろん大切だ。しかしまだ若く、これからバルセロナとレアル・マドリーの未来を背負うであろう両選手は、これから熱いライバル関係を築いていくのかもしれない。……スペイン代表でチームメートになるときのことを想像すると、少し心配だが。




