GaviGetty Images

ガビが今季絶望となったバルセロナ、サラリーキャップの制限なく選手補強が可能に

MFガビが今季絶望の重傷を負ったバルセロナは、ラ・リーガのサラリーキャップの制限に関係なく、代わりの選手の補強が可能となった。

ガビはスペイン代表戦で右足前十字じん帯の完全断裂、それに伴う半月板の損傷に苦しみ、約8カ月の戦線離脱を強いられることになった。財政難のバルセロナはラ・リーガのサラリーキャップを超過している状況だが、その制限を受けずにガビの代わりとなる選手を獲得可能だ。

ラ・リーガでは一選手が4カ月以上の離脱を強いられる場合、代わりの選手をサラリーキャップに関係なく獲得でき、バルセロナのガビの負傷はこのケースに該当する。その一方で条件もあり、バルセロナがガビの代わりに獲得する選手に使用できる額は、チームに使用可能な全体予算の2%、または負傷した選手の費用(主に移籍金の減価償却費と年俸額)の80%となる。

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「負傷した選手の費用の80%」を例に挙げれば、年俸として800万ユーロを受け取っている選手がいたとして、11月の段階で今季まだ600万ユーロの給与が残っている状況であれば、80%は480万ユーロとなる。その選手が11月にシーズン絶望の重傷を負えば、クラブはサラリーキャップの制限に関係なく、代わりの選手のために480万ユーロを使用できるわけだ。ただし、それは当該シーズンに限った話であり、翌シーズンのチーム予算は480万ユーロ分のマイナスとしなければならない。

加えてバルセロナは、ガビの代わりにアトレチコ・パラナエンセFWヴィトール・ロッキを引き入れる可能性も噂されているが、それはどうやら実現性がなさそうだ。

すでにバルセロナ加入が内定しているヴィトール・ロッキだが、同クラブはサラリーキャップの問題によって、このブラジル人FWを1月に加入させる術を見つけられずにいる。ただ負傷したガビの代わりに獲得するとしても、ヴィトール・ロッキに使用する1シーズンの費用は移籍金の減価償却だけでも870万ユーロ(移籍金総額6100万ユーロの7年契約から計算)にのぼり、年俸額も加えればガビの離脱で使用できる金額だけでは到底まかなうことはできない。バルセロナがヴィトール・ロッキを獲得するには、選手放出でチーム費用を浮かす以外に道がないが、サラリーキャップを超過する同クラブは浮かせた費用の60%しか選手獲得に投じることができない。

果たしてバルセロナは、絶対的主力のガビの離脱によって、どのような動きを見せるのだろうか。

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