レアル・マドリーがマンチェスター・シティFWガブリエウ・ジェズスの獲得を検討しているようだ。7日付のスペイン『マルカ』が1面で報じている。
マドリーはこの夏、ミランFWラファエル・レオン、シティFWラヒーム・スターリング、チェルシーFWロメル・ルカクなどから逆オファーを受けており、その中の一人であるG・ジェズスについては真剣に獲得を検討しているという。フロレンティーノ・ペレス会長、ホセ・アンヘル・サンチェスGD(ゼネラルディレクター)、カルロ・アンチェロッティ監督は、FWマリアーノ・ディアス、FWルカ・ヨヴィッチを放出する可能性もある状況で、FWカリム・ベンゼマのバックアップ要員にブラジル人FWの名を挙げたとのことだ。
G・ジェズスとシティの契約は2023年までとなっており、シティは移籍金4500〜5000万ユーロで放出を認める考えとされる。ただマドリーにとっては、契約期間とEU圏外枠がネックとなる。マドリーは将来的にシティFWアーリング・ハーランド(2年後にはシティをフリーで退団可能との報道も)など大物ストライカーの獲得を狙っており、今夏には短期契約を結べるFWを獲得する見込みだった。しかしながらG・ジェススは、シティとの契約が残り1年のためにレンタルで獲得するわけにもいかず、複数年契約を結ぶ必要が生じる。
またFWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ、DFエデル・ミリトンのブラジル人トリオで埋まっているEU圏外枠については、秒読み段階とされていたヴィニシウスの二重国籍取得がいまだ完了していない状況。ヴィニシウスがスペイン国籍を手にできなければ、G・ジェズスが加入しても選手として登録することは不可能となる。
なお『マルカ』は、マドリーのG・ジェズス以外の補強候補として、FWフアンミ・ラタサの名を挙げている。マドリーBチームに所属する同選手は、今季30試合に出場して13ゴールを記録。終盤のカディス戦で、トップチームデビューも果たしている。


