第97回天皇杯決勝が2018年元日に埼玉スタジアム2002で行われ、セレッソ大阪と横浜F・マリノスが対戦。前半は横浜FMの1点リードで終了した。
C大阪、横浜FMともに12月23日の準決勝から先発2名を変更。C大阪は準決勝で逆転ゴールを挙げた柿谷曜一朗がスタメンに復帰。横浜FMは前線に伊藤翔が入った。
試合は序盤にいきなり動く。8分、下平匠の左からのアーリークロスを伊藤が胸トラップで相手を置き去りにし、冷静にフィニッシュ。横浜FMが伊藤の準決勝に次ぐ2試合連続ゴールで先制に成功する。
追う立場となったC大阪は、直後に丸橋祐介のCKから山村和也が頭で合わせたが、枠に入らず。前線から激しいプレスをかけてボールを保持するものの、際立った決定機を演出できず。対する横浜FMも、序盤こそサイドのマルティノスを起点にアグレッシブな攻めを見せたが、中盤以降は前線の伊藤が孤立してしまい、攻撃が停滞。その後、ともに見せ場を作ることなく横浜FMの1点リードで前半が終了している。
横浜FMがこのままリードを守れば2013年以来4大会ぶりの優勝、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得する。ビハインドを追うC大阪が逆転すれば、史上初の天皇杯制覇となる。なお、C大阪が優勝した場合は、リーグ戦4位の柏レイソルにACL出場権が与えられる。
