crystalpalace251208Getty Image

終盤にグエイが決勝弾!鎌田大地フル出場のクリスタル・パレス、敵地でフラムに競り勝ち2連勝

現地時間7日、イングランド・プレミアリーグは第15節が行われ、鎌田大地の所属するクリスタル・パレスは敵地クレイブン・コテージでフラムと対戦した。

前節のバーンリー戦では2列目で先発した鎌田だが、この日はウォートンと並んでボランチで先発。トップにはマテタが入り、エンケティアとピノが2列目に入った。

立ち上がりから鎌田がよくボールに絡んでパスを回し、クリスタル・パレスが優位に試合を進める。

迎えた20分、ペナルティーエリア左でウォートンからのサイドチェンジを受けたミッチェルが中央に戻し、グエイを経由してウォートンがエリア内左に鋭いクサビのパスを入れる。ここには鎌田が待ち構えていたが、その手前でエンケティアが奪うように受けてそのまま右足でゴール右へと流し込み、クリスタル・パレスが幸先よく先制する。

フラムの反撃は24分、エリア内左でベルゲからのパスを受けたスミス・ロウが強烈なシュートを放つが、ここはGKヘンダーソンが触ってゴール上へと外れた。

その後もフラムがボールを保持する時間が続き、クリスタル・パレスは我慢の展開を強いられる。すると迎えた38分、イウォビが入れたクサビのパスをペナルティーエリア手前のハリー・ウィルソンが左のアウトサイドで逸らすと、ヒメネスがリターン。受けたH・ウィルソンが再び左のアウトサイドでフィニッシュ。これがゴール左へと決まり、華麗なダイレクトプレーの連続でフラムが試合を振り出しに戻した。

1-1のまま迎えた後半、前半同様に一進一退の拮抗した展開が続く。49分、鎌田のパスを受けたピノがエリア内左にラストパス。走り込んだマテタが左足でシュートを放つが、これはゴール右へと外れた。

53分にはフラムに決定機。ペナルティーエリア左で受けたチュクウェゼのクロスをゴール前に飛び込んだイウォビが頭で合わせると、右のポストを叩いたこぼれ球をスミス・ロウが押し込む。フラムが逆転に成功したかに思われたが、VARの結果、チュクウェゼのオフサイドを取られてノーゴールとなった。

66分、エンケティアとマテタに代えてレルマとウチェを投入。レルマがボランチに入り、鎌田が2列目にポジションを上げた。フラムも68分にスミス・ロウを下げてケヴィンを投入し逆転を狙う。

77分にはクラインに代えてカンボを投入したクリスタル・パレスだが、前線のウチェにボールが収まらず、鎌田もなかなかゴールに近い位置でプレーすることができない。

このまま1-1のドローに終わるかと思われた87分、ピノの左CKをニアサイドに走り込んだグエイが頭で合わせ、クリスタル・パレスが再びリードを奪った。

アディショナルタイムの6分間含め、ホームのフラムが同点に追いつこうと攻勢に出る。しかし、クリスタル・パレスも集中した守備でしのぎ切り、逃げ切ったクリスタル・パレスが敵地で完封勝ちを収めた。

■試合結果

フラム 1-2 クリスタル・パレス

■得点者

フラム:H・ウィルソン(38分)

クリスタル・パレス:エンケティア(20分)、グエイ(87分)

広告