明治安田J1リーグは4日に第33節が行われ、アビスパ福岡と横浜FCが対戦した。
直近のリーグ戦5連敗で16位に沈む福岡と、5試合無敗(2勝3分け)で残留圏内の17位・横浜F・マリノスと勝ち点(31)で並んだ18位・横浜FC。残留を目指す両チームがベスト電器スタジアムで激突した。
雷雨の影響で90分遅れでスタートした一戦は、開始1分で福岡がロングスローからビッグチャンスを作る。見木友哉がヘッドを放ったが、ここはGKヤクブ・スウォビィクが弾き出した。さらに5分と14分、セットプレーから再びチャンスを作ったが、ここもGKヤクブ・スウォビィクが抑えている。27分にもセットプレーからウェリントンが際どいヘッドを放つなど、ホームチームが相手ゴールに迫っていく。
一方の横浜FCは、30分前後からセットプレーでチャンスを作り、33分にはアダイウトンがボックス内でシュートを放った。福岡もアディショナルタイムの決定機を活かせず、前半から両チームチャンスを作ったがスコアレスで折り返した。
前半を優位に進めた福岡は52分、先制に成功。デザインされたセットプレーから、湯澤聖人がシュートを流し込んだ。ホームチームが大きなリードを奪う。55分、57分にもビッグチャンスを作るなど、流れを掴んで追加点に迫った。
劣勢の横浜FCは、62分に2枚替えを敢行。櫻川ソロモンらを投入して状況の打開を図る。73分にはジョアン・パウロが決定機を迎えたが、GK小畑裕馬のファインセーブに阻まれた。その直後のCKもGKに防がれるなど、チャンスを活かすことができない。
試合終盤も激しい攻防が続いたが、スコアは動かず。福岡が1-0で横浜FCを下した。
この結果、福岡は連敗を「5」でストップ。8試合ぶりの勝利を挙げ、勝ち点を40まで伸ばした。一方で6試合ぶりの黒星となった横浜FCは、勝ち点31のままとなっている。
