2020-10-12-moriyasu-japan🄫Goal

日本代表、ほぼ“ぶっつけ本番”だったカメルーン戦3バック。森保一監督が明かす「準備は5分間」

日本代表を率いる森保一監督が12日、翌日のコートジボワール代表戦に向けた前日会見に出席した。

久々の代表活動でオランダ遠征を実施している森保ジャパンは、9日のカメルーン代表戦を0-0で引き分け、13日に迫るコートジボワール戦で今年初勝利を目指す。

カメルーン戦ではなかなかボールが持てない時間が前半に続いたが、後半頭からシステムを4バックから3バックに変更したことを機にやや盛り返した。最後まで得点を奪うことはできなかったが、森保監督の修正がポジティブな効果を発揮しており、続くコートジボワール戦もさらに向上した姿が期待される。

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しかし、カメルーン戦を振り返る森保監督は、5日から始まった合宿において3バックの準備時間が「5分間」だったことを明かし、「その5分間ですべてを伝えることはできない」とこぼす。取材陣からの3バック変更後は選手の自己判断に頼る部分が大きかったのではないかという指摘に対しては、こう返答している。

「選手の判断という部分では、そこは大切にしなければならないと思います。選手が判断するベースの部分は監督として伝えなければならないですが、ホワイトボード上、パワーポイント上でこうなるというのは『だろう』ということ。我々の調子や相手の調子、マッチアップの具合にもよるので(実際のピッチと)同じ状況ではない。微妙な距離感やタイミングなどは、選手たちがピッチ上で修正できるように語りかけていきたい」

かねてより選手の判断能力を重視することをコンセプトに掲げている森保監督。一方で「選手たちがベースの部分で何をやっていいか分からない、とはならないように伝えたうえでオプションの判断の部分」だとも語り、より選手の判断が生きるような改善を図っていくことを強調した。

また、13日の23時45分にキックオフを迎えるコートジボワール戦に向けては「数人は入れ替えて試合に臨みたい」ともコメント。さらに「非常に個の能力を持っていて戦術的にもしっかりしているチームと高い強度で戦える」ことの喜びを口にし、「チーム一丸となって勝利を目指して戦い、我々を応援してくださるすべての方々に勝利という結果を届け、励ましのメッセージを届けるということと、勝利で笑顔になってもらえるようにベストを尽くしたい」と意気込んだ。

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