日本代表は17日、ドバイでの国際親善試合でカナダ代表と対戦し、1-2で敗れた。試合後、森保一監督がフラッシュインタビューでコメントを残した。
森保監督率いる日本が、20日に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)前のラストマッチで、同じく本大会に出場するカナダと対戦。複数のレギュラーメンバーを控えに置いた日本は9分に柴崎岳のアシストから相馬勇紀のゴールで先制するも、21分にはCKから失点を喫し、1-1で試合を折り返す。迎えた後半、複数選手を入れ替えた日本は一進一退の攻防の中で勝ち越しできず。すると試合終了間際のアディショナルタイムに、ボックス内で山根視来が相手を倒してPKを献上すると、これを決められて1-2で敗れた。
本大会前ラストマッチを黒星で終えた試合後、森保監督は「応援してくださった方に勝利を届けられず、勝てなかったのは非常に残念です。W杯本番に向けて勝利と引き分けという良い形で来ることができていましたが、本番を考えれば色んな想定ができます。選手たちはダメージを負いましたが、次に向けてのやるべき準備は勝っても負けても変わりません。みんなで考えながら本番を迎えられることをポジティブに考えたいです」と総括した。
また、終盤に採用した3バックについては「想定の一つにはしていた」とのことで、「3バックを最後に試して、本番でも使えるようにと選手たちにも話をしていました」と、W杯本大会でもオプションとなることを明言。ボランチで起用した鎌田大地についても、「非常に良かったです。チームでもボランチでプレーすることが多い。守備でも効いていたし、攻撃でも(ボールを)よく受けてくれて、テンポとリズムをもたらしてくれました」と高評価した。
そして最後に「力のある選手たちが揃っていて、これまで良い活動を積み重ねてくることができました。残り期間もできることをしっかりと積み上げて、初戦で勝利を目指して戦うことを忘れずに準備したいです」と本番への意気込みを語った。
日本はこの後、23日に行われるW杯グループE第1戦でドイツ代表と対戦する。
