kolo-muani(C)Getty Images

【独占】フランス代表初招集FWコロ・ムアニが歩んだここまでの道筋。フランクフルトを選んだ理由は…/インタビュー

フランス代表に初招集されたフランクフルトFWランダル・コロ・ムアニが『GOAL』フランス語版の取材に応じた。

今夏、ナントからフランクフルトへの移籍を決断したコロ・ムアニ。ここまで11試合で2ゴール5アシストを記録している。すると、今月にはフランス代表の初招集を受けた。ここまでの上り坂についてコロ・ムアニは予想外だったと話す。

「来シーズンの方がイメージしやすかった。自分が所属するクラブでパフォーマンスを発揮し続け、階段を上っていくことを想像していたんだ。フランクフルトに到着してすぐに呼ばれるとは思っていなかったよ」

以下に続く

また、ナントからフランクフルトへの移籍を決断した背景についても説明。「僕はあまり遠くを見るタイプではない」とし、こう続ける。

「プレー時間が確保できるクラブに行きたかったんだ。僕にとって、ナントの後に論理的な継続を見つけ、進歩を続け、できるだけ高いレベルを目指すことが重要だったんだ。それにドイツで活躍しているフランス人選手もいるし、似たような特徴の選手もいたので、そこも魅力的だった。また、ジャン・ケヴィン・オーギュスタン(※ライプツィヒでプレー経験あり)と話し合ったけど、彼は『スペースとインテンシティのあるリーグ』と話していた。それで自分の特徴に合っていて、楽しめるリーグであるとわかった」

フランクフルト加入からすぐにフィットし、中心的な役割を担うコロ・ムアニ。チームでは「異色の存在」と自称しつつ、鎌田大地らと良い連携を築いているようだ。

「僕は奥行きのあるプレーをする選手で、チームに欠けていたタイプでもある。また、僕の後ろにいる2人の同僚は、より多くのボールを持ち、僕を見つけ、コンビネーションする能力が高いので、良い理解をしている。フランクフルトの中では、僕が異色の存在なんだ」

最後にカタール・ワールドカップ出場の可能性についても言及。初招集されたばかりの23歳は「ある種バカみたいに考えるんだよ」と精神性を語った。

「『想像して、そこに行くんだ』と自分に言い聞かせる。でも、まず練習と2試合、そしてフランクフルトでも自分の力を証明しなければならないし、そのあとは監督の判断になる。このリストに載るためにすべてをやったとわかっている限り、後悔はないだろう」

なお、フランス代表は9月にオーストリア、デンマークと対戦。コロ・ムアニはこの2試合でアピールすることはできるのだろうか。

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