現地時間29日、ドイツ・ブンデスリーガは第12節が行われ、長谷部誠と鎌田大地の所属するフランクフルトはホームのコメルツバンク・アレーナにドルトムントを迎えた。
鎌田が先発、負傷の長谷部がメンバー外となっているフランクフルトは、立ち上がりからドルトムントを相手に一歩も引かない戦いぶりを披露。互いに激しく主導権争いを行う中、試合が動いたのは20分だった。
自陣でボールを奪い、大きなサイドチェンジを受けたメイレンが左サイドを突破しゴール前に折り返す。これを冷静にトラップしたブラントがGKトラップの股を抜くシュートで押し込み、ドルトムントが幸先よく先制する。
先制を許したフランクフルトはすぐさま反撃。26分、ペナルティーエリア手前でボールを受けた鎌田が右足を振り抜くと、抑えの利いた強烈なシュートがゴール左へと突き刺さり、フランクフルトがあっさりと同点に追いつく。鎌田はこれでリーグ戦7ゴール目。
1-1のまま迎えた後半、先に仕掛けたのはドルトムント。52分、右サイドからジューレが入れたクサビのパスをムココがダイレクトで背後のスペースに流すと、3人目の動きで裏に抜け出したベリンガムがエリア内右で切り返し、DFをかわしてから左足でネットを揺らす。
再びリードを許したフランクフルトは58分、最前線でボールを奪ったゲッツェのラストパスを受けたコロムアニのシュートはGKコーベルが足でブロックし、こぼれ球を拾ったゲッツェがリンストロムとのワンツーからシュートを放つも、ゴールの中に入っていたシュロッターベックがゴールラインギリギリでブロックした。
さらにその直後、再び高い位置でリンストロムがボールを奪い、エリア内右からシュート。しかし、ここも守護神コーベルがコースを消してゴールを許さず。63分にもエリア内左に侵入したコロムアニが細かいステップでカットインして右足を振り抜くも、GKコーベルに阻まれてしまう。
守勢の続くドルトムントは61分、ムココ、ブラント、メイレンを下げてモデスト、ジャン、レイナを投入。さらに69分にはアデイェミを下げてヴォルフを投入すると、フランクフルトも72分にローデを下げてソウ、77分にリンストロムを下げてアラリオを投入する。
84分には鎌田が下がり、サントス・ボレが投入されるが、ドルトムントもゴール前を固めて逃げ切りを図る。アディショナルタイムの4分間で同点ゴールを目指したフランクフルトだが、ドルトムントも上手く時間を使いながら守り切り、リーグ2連勝を飾った。
■試合結果
フランクフルト 1-2 ドルトムント
■試合結果
フランクフルト:鎌田(26分)
ドルトムント:ブラント(20分)、ベリンガム(52分)




