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鎌田大地が1G1A!フランクフルトがホームで王者バイエルンを撃破し11戦負けなし5連勝

現地時間20日、ドイツ・ブンデスリーガは第22節が行われ、長谷部誠と鎌田大地の所属するフランクフルトはホームにバイエルンを迎えた。

直近10試合のリーグ戦で8勝2分け、4連勝と絶好調の4位フランクフルトは長谷部と鎌田が揃って先発。クラブワールドカップでカタール遠征をこなし、コロナ陽性者や負傷者の続出で満身創痍の王者バイエルンを相手に、フランクフルトが立ち上がりから優位に試合を進めていく。

まずは開始3分、高い位置でボールを奪って鎌田がエリア内右に侵入。折り返したボールをユネスが受けて決定機を迎えるが、シュートはボアテングが体を張ってブロックする。

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5分に副審が足を痛めて試合が一時中断されるアクシデントがあったが、再開されて間もない12分、ユネスのパスでペナルティーエリア左を抜けたコスティッチの折り返しを、ニアサイドで合わせたのは鎌田。ダイレクトでゴール右へと流し込み、フランクフルトが先制する。

その後もレヴァンドフスキが孤立しミュラー不在の影響を感じさせるバイエルンに対し、フランクフルトがカウンターから効率よくチャンスを作り出していく。迎えた31分、右クロスが流れたところを鎌田が拾って戻したボールをペナルティーエリア左で受けたユネスがカットインして右足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール右隅へと決まり、フランクフルトが追加点を挙げた。

2試合連続で2点の先行を許す形となったバイエルンの反撃は33分、ペナルティーエリア右に流れたキミッヒの股抜きパスをエリア内右で受けたサネが中央に折り返す。これがDFに当たってループシュートのようにゴールへと向かうが、ここはGKトラップがかろうじてゴール上へと掻き出した。

39分にはキミッヒのミドルシュートはGKトラップが横っ飛びではじき、こぼれ球をコマンが押し込むも再びトラップがセーブ。最後はレヴァンドフスキが浮き球を巧みにコントロールして反転シュートを放つが、これは枠を外れる。

前半終了間際にはコスティッチのクロスをエリア内右で受けたユネスが細かいキックフェイントからシュートを放つが、ここはボアテングがブロック。こぼれ球をトゥーレが押し込むも、GKノイアーがファインセーブで切り抜けた。

後半、2点を追うバイエルンはロカに代えて負傷明けのゴレツカを投入。ボックス内に侵入できるゴレツカの投入で、バイエルンが徐々に巻き返していく。迎えた53分、アルフォンソ・デイヴィスのサイドチェンジをペナルティーエリア右で受けたサネが、鋭い切り返しの連続でフランクフルト守備陣を翻弄し、折り返したボールをレヴァンドフスキが押し込んでバイエルンが1点を返す。

これでさらに勢いづいたバイエルンは70分、右サイドを抜けたサネの折り返しを、ファーポストに走り込んだコマンが合わせる。しかし、これを枠に飛ばせず、同点に追いつく決定機を逸してしまう。

守勢の続いていたフランクフルトは79分、カウンターから左サイドを抜けたコスティッチの折り返しに途中出場のアッヘが反応するが、並走したA・デイヴィスと接触して倒れ、押し込むことができない。

追いつきたいバイエルンは82分、チュポ=モティングとコマンに代えてリュカ・エルナンデスとムシアラを投入。ムシアラがトップ下に入り、リュカが左サイドバックに入ってA・デイヴィスが左ウイングにポジションを上げた。

猛攻を仕掛けるバイエルンに対し、フランクフルトはアディショナルタイムに鎌田を下げて逃げ切りを図る。長谷部は守勢の展開の中でも冷静なカバーリングと巧みな繋ぎを見せ、守備固めに貢献。バイエルンの猛攻をしのぎ切ったフランクフルトが、11戦負けなし5連勝を飾った。

■試合結果
フランクフルト 2-1 バイエルン

■得点者
フランクフルト:鎌田(12分)、ユネス(31分)
バイエルン:レヴァンドフスキ(53分)

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