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40年ぶりメダル獲得に王手も…U-23フランス指揮官アンリが試合後の乱闘に「好きになれない」。ミロー退場には「無駄」と苦言

U-23フランス代表のティエリ・アンリ監督は、勝利したU-23アルゼンチン代表戦後に不満を口にした。

2日に行われたパリオリンピック男子サッカー準々決勝でフランスはアルゼンチンと対戦。5分にジャン=フィリップ・マテタのゴールでフランスが先制する。後半にはミカエル・オリーズのゴールが認められなかったが、最後までアルゼンチンを寄せ付けず、フランスが1-0で勝利した。

この試合では両国の間に激しいライバル関係が見られた。アルゼンチンがコパ・アメリカ優勝後にフランスチームを揶揄した動画が波紋を広げており、試合前のアルゼンチンの国歌斉唱の際にはスタジアムからブーイングが鳴り響いた。さらに、試合後には両チームの選手とスタッフが入り乱れる乱闘にまで発展。この際、フランスのエンツォ・ミローは主審からレッドカードを受けていた。

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金メダルを獲得した1984年大会以来となるメダル獲得に王手を掛けたフランスのアンリ監督は、試合後に『フランス3』で「相手の監督と握手しに行こうとしていた。そして、あの場面を目にした」と話し、準決勝進出を決めた中で不用意なカードを受けたミローへの苦言を呈した。

「私はエンツォ・ミローがレッドカードを受けたとだけ聞かされた。それに値するかどうかをこれから確認することになる。しかし、私はこのようなことを好きにはなれない。不要だった。準決勝進出を台無しにするものではないが、無駄なことで、まったくうれしくない。この件に関して話をするのを止めよう。アルゼンチンチームをリスペクトしたい」

「このチームは団結力を見せた。しかし、唯一のマイナス面は何もないところでレッドカードを受けたことだ。あれは無駄だった」

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