フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは、今夏開催されたEURO2024でチームの戦術に疑問を持っていたようだ。
優勝候補筆頭としてEURO2024を戦ったフランス。しかしグループステージは1勝(2分け)で2位通過となると、準決勝まで勝ち上がったものの、大会を通してオープンプレーでのゴールはわずか「1」にとどまった。大会を通じてそのパフォーマンスには厳しい批判が相次ぎ、ディディエ・デシャン監督の戦い方に疑問の声も上がっていた。
そして長年“レ・ブルー”を牽引してきたグリーズマンも、EURO2024では大会を通じてノーゴールノーアシストに終わり、準決勝のスペイン戦(1-2)を含む2試合はベンチスタートになるなど、本領を発揮できず。『Telefoot』のインタビューで大会を振り返り、以下のように語っている。
「ポジションや戦術の変更が多すぎて、それに対処しなければいけなかったんだ。もしオランダ代表戦(グループステージ:0-0)2ゴールを奪えていれば、もう一度EUROに出られていただろう。最高の大会にはならなかったね」
「適応しようとしたけど、自分が好きなような形で試合の中心にいると感じることはできなかった。フラストレーションや怒りの方が大きかったよ。うまくやりたいという熱意はあったし、僕らにはチームとして最後までやり遂げる力はあったと思う」
EURO2024の結果を受けてデシャン監督の進退をも騒がれたフランスだが、2026年ワールドカップまでの続投が決定。6日にはUEFAネーションズリーグ開幕節でイタリアと対戦したが、1-3と逆転負けを喫している。そして9日、ホームでベルギー戦に挑む。
