ローマの指揮官パウロ・フォンセカが6日のヨーロッパリーグ(EL)準決勝マンチェスター・ユナイテッド戦セカンドレグの終了後、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じると、試合を振り返ったほか自身の去就に言及した。
先月29日に行われたマンチェスター・UとのEL準決勝ファーストレグにおいて、オールド・トラフォードで2-6と屈辱的な大敗を喫したローマ。奇跡の逆転劇を目指して6日、ホームのスタディオ・オリンピコでセカンドレグに臨むと、3-2と勝利を収めた。しかし第1戦の結果を覆すことはできず、2試合合計5-8で敗退が決定。指揮官のフォンセカは試合を振り返った。
「我々はマンチェスターでの試合の後半に決勝進出を逃してしまった。今日は良い試合ができたと思う。オールド・トラフォードでの前半や今日のようなパフォーマンスであれば、決勝進出は可能であったと考える。しかしマンチェスター・Uから4得点を奪うことは難しかった。我々は3得点を挙げて他にもチャンスを作り出したのだが、ユナイテッドも好機を逃さなかった」
続いてローマ指揮官は、負傷したDFクリス・スモーリングに代わって30分から途中出場した19歳のMFエブリマ・ダルボーについて言及した。
「何度もトップチームの練習に参加していて、サンプドリア戦でデビューさせた。練習で良いパフォーマンスを見せていたので、スモーリングが負傷した際に彼を投入することを決めた。試合開始から起用するには不安があったが、まるでベテラン選手のようなプレーを見せてくれて非常に満足している」
■ローマ指揮官後任のモウリーニョに
ローマは先日、来シーズンからジョゼ・モウリーニョが指揮を執ることを発表。フォンセカは今シーズン限りで退任し、同胞に指揮官を譲ることになる。
「私は決してあきらめないタイプであり、辞任を考えたことはなかった。ローマで指導し、イタリアのカルチョの一員となれたことは、私にとって大きな誇りだ。難しい経験ではあったが、非常に充実していた。セリエAとの別れ? 分からない。カルチョは非常に好きだし、オファー次第だ。モウリーニョのことはよく知っている。彼はここ数日、私に対して非常に礼儀ある振る舞いをしてくれた。彼に私のアドバイスは必要ないと思うが、今後、彼と話をする機会は訪れるだろう」
