Florian Wirtz Leverkusen 04122025(C)Getty Images

ヴィルツ争奪戦が急展開!両親とともにマン・C訪問でバイエルン有力報道に一転

レヴァークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツの去就報道が日々加熱している。これまでドイツ国内ではバイエルン・ミュンヘンへの移籍が有力視されていたが、ここに来て新たな展開を迎えているようだ。

シャビ・アロンソ監督が今季限りで退任することが決定しているレヴァークーゼンでは、すでに退団が発表されているドイツ代表DFヨナタン・ターに続き、多くの主力選手も今夏の移籍が濃厚と見られている。その中で最も注目を集めているのが、レヴァークーゼンで公式戦196試合に出場し57ゴール・65アシストを記録、ドイツ代表でも欠かせない存在へと成長した22歳のヴィルツだ。

ドイツ『ビルト』は先日、そんなヴィルツの獲得レースでバイエルンが主導権を握っていると報道。選手本人もブンデスリーガ残留を希望しており、第一希望はバイエルンだと伝えられていた。またフランスの『スカイ』は、マンチェスター・シティがレヴァークーゼンと条件面で合意し、移籍金は1億ユーロで成立する可能性があると報じていたが、一部メディアはヴィルツ自身が今夏のエティハド・スタジアムへの移籍に確信を持っていないとも伝えていた。

一方、ここに来て、さらに新たな動きが報じられている。『ビルト』は、ヴィルツが代理人を務める両親とともに13日にプライベートジェットでイギリスに渡り、マンチェスター入りしたとスクープ。ヴィルツを現地に招待するにあたって、シティは事前にレヴァークーゼンから正式な許可を得ていたという。また、同日夕方にレヴァークーゼン近郊の飛行場に到着した際、父親のハンス氏がターミナルを離れる様子も写真に収められていた。

これらを受け『キッカー』は、今回の訪問について「マンチェスター・シティのクラブ施設、すなわちキャンパスを見せること、さらにジョゼップ・グアルディオラ監督が本人と直接話す機会を持つことが目的だったと考えられる」と指摘。さらに、選手を施設見学に招いたこと自体が「交渉がすでにかなり進んでいる段階にあることを示す明確な兆候」であるとも伝えている。

いずれにしても、ヴィルツをめぐる争奪戦は依然として予測が難しい状況だ。現時点で明らかなのは、バイエルンにとって、財政面で互角以上の競争力を持つマンチェスター・シティが本格的に獲得へ動いているということである。

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