バイエルン・ミュンヘンのハンジ・フリック監督は、クラブでの将来について曖昧なコメントを残した。
昨季途中からバイエルンの指揮を執り、チャンピオンズリーグ(CL)を含む3冠を達成したフリック監督。今季もここまでバイエルンをブンデスリーガ首位に導いているが、CLではパリ・サンジェルマン相手に2戦合計3-3、アウェイゴール差で準々決勝敗退となった。
そんなフリック監督だが、去就に大きな注目が集まっている。ドイツ代表は今夏のEUROをもってヨアヒム・レーブ監督の退任が決定済み。その後任として、長らくレーブ監督のアシスタントを務めたフリック監督の名前が挙がっている。
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そして13日のPSG戦後、フリック監督はドイツ『スカイ』で去就について問われると、言葉を濁している。
「私はバイエルンとの契約がある。だが、常に何が起きるのか、どうやって続いていくのか、ここですべてがうまくいっているのか、と考える。私の決断がどうであろうと、それがDFB(ドイツサッカー連盟)であろうと、家族は支えてくれる」
なお、バイエルンのレジェンドであるローター・マテウス氏はPSG戦後、今夏のEURO後にフリック監督が後を継ぐことになると明言している。
「あれはフリックのバイエルン指揮官としての最後のCLだった。彼はレーブ後任としてDFBのファーストターゲットだ。夏にはそのオファーを受けるだろうね」
バイエルンでも見事な手腕を発揮していたフリック監督。今夏のEURO終了後、どのような決断を下すのだろうか。