国際フットボール選手会(FIFPRO)は、大幅な日程変更なくワールドカップが再び冬季に開催されるようなことは受け入れられないと主張した。
中東で初開催となった2022年ワールドカップ。異例となるヨーロッパシーズン中の冬季開催となった同大会は、世界最高の選手であるリオネル・メッシ擁するアルゼンチン代表が36年ぶり3度目の優勝を飾って幕を閉じた。
主催する国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は11月と12月に開催された大会が大きなインパクトを残し、従来のシーズン終了後の夏季開催と比較してクオリティの高い試合が行われたと大会の成功を強調した。この成功を受け、2030年大会が再び冬季に開催される可能性も浮上している。
しかし、シーズンを中断して大会が開催されたことから、準備期間は従来の31日から大幅に減少して7日のみ。さらに、出場した選手たちはほとんど休養なく所属クラブに戻り、すぐにプレーを再開した。実際にマンチェスター・ユナイテッドに所属するラファエル・ヴァランはワールドカップ決勝を戦った8日後に所属クラブでプレーしていた。
これを受け、FIFPROの事務次官を務めるジョナス・ベア=ホフマン氏は「冬季ワールドップは誰に対しても実行可能なオプションではない。これを繰り返すことは明らかに受け入れられるものではない」と主張し、以下に続けた。
「再びワールドカップの冬季開催を目指すのなら、適切なトレーニングとリカバリーの時間を提供するためにスケジュールの大幅な変更をすることについてFIFAはリーグ側と話し合う必要がある。リーグ戦の2カ月から2か月半の中断が必要になると思うが、彼らがこれに合意するとは到底思えない」
また、FIFPROが行った大会後の調査では、多くの選手が最低でも14日間の準備期間、14日から28日間のリカバリー期間を望んでいることが判明していた。
