国際サッカー連盟(FIFA)は、アドリエン・シウバのレスター・シティ移籍を認めないことが分かった。イギリス『スカイスポーツ』が報じている。
レスターとスポルティング・リスボンは、移籍最終日に2200万ポンド(約31億円)でシウバの移籍に合意。しかし書類の手続きが遅れ、期限内に完了していなかった。レスターのスポークスマンは「我々はアドリエンとスポルティングと選手登録に関する問題の解決に努めている」と公式声明を出していたが、FIFAは移籍の有効性を否定し、ポルトガル代表MFの登録は承認されないようだ。
レスターは、移籍市場閉鎖目前にチェルシー移籍が完了したダニー・ドリンクウォーターの代役として、シウバを獲得。しかし、国をまたいで移籍する同選手の場合、書類の手続きに時間がかかり、イングランドのクラブは正式発表までに時間を要していた。
一方のスポルティングは「クラブはアドリエン・シウバの移籍でレスターと合意に達していた。選手登録に関してFIFAの承認を待っている状態だ」と移籍成立はFIFAの裁量次第と声明を発表していた。
スポルティングのアカデミー出身のシウバは、ポルトガルリーグで136試合に出場し、32ゴールをマーク。ポルトガル代表としても20キャップを誇る同選手は、ユーロ2016制覇にも貢献している。




