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FIFA会長インファンティーノ「無観客のW杯なんて考えられない」新型コロナの解決に期待

FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長が、2022年のカタール・ワールドカップについて語った。

カタールW杯は2022年11月21~12月18日の冬季間に行われる予定となっている。新型コロナウイルスの影響により無観客試合で公式戦が実施されているような昨今だが、インファンティーノ氏は「無観客でのワールドカップなんて考えられない」との見解を示している。スイス『CH Media』のインタビューで語った。

「第二次世界大戦以来、フットボール界がここまで中断となるのは例がない。とりわけ、放映権収入に依存しているリーグにとっては困難な状況となった」

「カタールでの大会は問題なく開催されるだろう。このパンデミックを制御するには十分な時間がある。無観客でのワールドカップ開催なんて、まったくもって考えられないことだからね」

ヨーロッパの強豪5リーグ(イングランド、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン)について、スーパーリーグ構想が浮上していると伝えられていた。このアイデアについてインファンティーノ氏は「その話については興味があまりないよ。むしろクラブ・ワールドカップのほうが重要だと思っている」と発言し、フットボール界における大陸間の勢力図を改善する必要があるとの見解を示した。

「リヴァプールとバイエルンの戦いよりも、ボカ(ジュニオルス)と戦うバイエルンのほうが意味合いが大きいと思う」

「例えば、リヴァプールは世界で1億8000万人のファンがいるが、そのうちイギリス国内のファンは500万人ほど。リヴァプールの支持者は国外のファンが大半を占めている。一方でフラメンゴは4000万人のファンがいるとして、ブラジル国内に3900万人のサポーターが存在する。国外のファンはそこまで多くない。グローバル的な視点から、将来はヨーロッパ以外のクラブにグローバルな魅力を持たせたいんだ」

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