国際サッカー連盟(FIFA)が主催するクラブワールドカップ拡大案の詳細について、イギリス『ザ・タイムズ』が報じている。
2022年ワールドカップ中に行われた会見で、ジャンニ・インファンティーノ会長は出場チームを32カ国に拡大したクラブ・ワールドカップを2025年から開催することを発表。現時点で主催者のFIFAから詳細は公表されていないが、『ザ・タイムズ』の報道により少しずつ全貌が明らかになってきた。
先日の2022年大会でレアル・マドリーが優勝したことで10大会連続で欧州サッカー連盟(UEFA)枠が頂点に立つこととなったが、そのUEFA枠は12チームに設定される模様。そのうちの4チームには2022年~2025年までのチャンピオンズリーグ優勝チームが入り、残りの8チームはUEFAランキングにより決定されるという。ただし、1つの協会から2チームまでしか出場できないようだ。
このプラン通りに出場チームが決定すれば、2022年チャンピオンズリーグ王者であるレアル・マドリーの出場が確定。また、イングランドからはUEFAランキング最上位のマンチェスター・シティの出場が決定的とされており、残り1枠をリヴァプール、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドで争うことになるようだ。
なお、欧州枠を除く残り20チームをどのように割り当てるかは『ザ・タイムズ』の取材でも明らかになっていないようだ。
2025年から開催される新クラブ・ワールドカップは、同年の6月から7月にかけて開催される予定。現時点で開催地は決まっていないが、翌年にワールドカップを控えるアメリカでプレイベントとして行われる可能性があるようだ。