現地時間25日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はグループステージ第3節が行われ、グループEでは上田綺世の所属するフェイエノールトがホームのスタディオン・フェイエノールトに鎌田大地所属のラツィオを迎えた。
上田も鎌田も揃ってベンチからのスタートとなったこの一戦。フェイエノールトではエースのヒメネスがCL初出場を果たした。
立ち上がりからホームのフェイエノールトのペースで試合が進み、ラツィオはなかなか最前線で待つインモービレまでボールを運ぶことができない。25分、スティングスのダイレクトパスに抜け出したヒメネスが、GKとの1対1でネットを揺らすが、これはオフサイドにより取り消された。
試合が動いたのは31分、スティングスとウィーファーのパス交換から、ゴール前で受けたヒメネスがDFを上手くブロックしながら左足でゴール左へと流し込み、フェイエノールトが先制する。
さらに前半終了間際には、エリア内右に侵入したスティングスがマイナスに折り返すと、フリーで受けたゼルキがダイレクトで逆サイドネットに突き刺し、フェイエノールトが大きな追加点を奪った。
2点ビハインドで後半を迎えたラツィオは、ロベラとヒサイに代えてグエンドゥージとラッツァーリを投入すると、54分にはインモービレを下げてカステジャーノスを投入。58分にはそのカステジャーノスがシュートのこぼれ球に反応するも、この決定機はゴール上へと打ち上げてしまう。
決定機を外したラツィオに対し、フェイエノールトは74分、左サイドでボールを受けたジャハンバフシュがゴール前のティンバーにパスを通すと、ティンバーのシュートのこぼれ球をヒメネスが押し込んで3-0と突き放した。
試合運びに余裕を感じさせるフェイエノールトは79分、ヒメネスとスティングスを下げて上田とイバヌセツを投入する。
意地を見せたいラツィオは82分、エリア内左でカステジャーノスがマルコス・ロペスに倒されてPKを獲得。このPKをペドロが決めてラツィオが1点を返すが、反撃もそこまで。フェイエノールトがホームでラツィオを下し、今季CL2勝目を挙げた。
■試合結果
フェイエノールト 3-1 ラツィオ
■得点者
フェイエノールト:ヒメネス(31分、74分)、ゼルキ(45+2分)
ラツィオ:ペドロ(83分PK)




