feyenoord230920Getty Images

上田綺世欠場のフェイエノールトが9人のセルティックに完勝!前田大然は82分、古橋亨梧は67分、旗手怜央は58分までプレー

現地時間19日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)が開幕し、グループEでは日本人5選手を擁するセルティックが敵地で上田綺世の所属するフェイエノールトと対戦した。

上田綺世が負傷により欠場のフェイエノールトに対し、セルティックは古橋亨梧、前田大然、旗手怜央の3人が先発し、岩田智輝はベンチスタート。小林友希はCLの登録メンバーから外れている。

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CLの初戦ということもあり、慎重な立ち上がりを見せた両者。互いのストロングポイントを消し合うような攻防を見せる中、15分に旗手が切り込んでシュートを放つが、これはGKヴェレンロイターにキャッチされる。

時間の経過につれて徐々にフェイエノールトが右サイドを中心にセルティックゴールへと迫るものの、決定機には至らず。37分には、カウンターから前田がスピードに乗ってペナルティーエリア手前まで持ち込み左足を振り抜くが、これはGKヴェレンロイターがはじいてCKへと逃れた。

このまま0-0で折り返すかと思われた前半終了間際、ペナルティーエリア手前やや右からのFKをステングスが左足で狙うと、雨でぬれたピッチをワンバウンドしたキックがゴール右へと吸い込まれ、フェイエノールトが1点をリードして後半を迎えることに成功した。

1点を追うセルティックは58分、旗手とパルマに代えてヤン・ヒョンジュンとホルムを投入。しかし前半からフェイエノールトの組織的な守備に苦戦し、トップの古橋にいい形でボールを供給することができない。

すると迎えた63分、エリア内右で突破を図ったパイシャオンをラガービエルケが倒してしまいPKを献上。さらにラガービエルケは2枚目のイエローカードを受けて退場となり、セルティックは10人での戦いを余儀なくされた。

このPKを守護神ハートがセーブし、首の皮一枚で繋がったセルティックは直後に古橋を下げて岩田を投入する。しかし直後の68分、ウィーファーに対して足の裏を見せる危険なタックルを仕掛けたホルムが一発退場。9人となったセルティックは、さらにこのリスタートから、抜け出したヘールトロイダがネットを揺らす。これはVARの結果、オフサイドによりノーゴールとなったものの、2人少ない状況で防戦一方の展開を強いられる。

迎えた76分、右サイドからの折り返しのこぼれ球をエリア内左で拾ったジャハンバフシュが思い切りよく右足を振り抜き、豪快にネットを揺らしてフェイエノールトが2-0とリードを広げた。

82分に前田を下げたセルティックだが、数的不利の苦しい戦況は変わらず。一矢報いたいものの、9人で攻守のバランスを崩せばさらなる失点を喫するリスクが高まるため、オ・ヒョンギュをトップに置いた4-3-1でフェイエノールトの攻勢に耐える。

得失点差があるためフェイエノールトも2人少ないセルティックを容赦なく攻めるが、アディショナルタイムの7分間でセルティックも3点目は与えず。ホームのフェイエノールトが2-0で完封勝ちを収めた。

■試合結果

フェイエノールト 2-0 セルティック

■得点者

フェイエノールト:ステングス(45+2分)、ジャハンバフシュ(76分)

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