Ayse UedaGetty Images

上田綺世を解説陣が酷評…フェイエ加入後リーグ初先発も「まったく良くない」「ゴール前で彼の姿はなかった

フェイエノールトの上田綺世に対して、オランダメディアの解説陣から厳しい評価が下された。

今シーズンからオランダ王者フェイエノールトでプレーする上田。ここまで公式戦21試合に出場するも、大活躍するサンティアゴ・ヒメネスの控えという立ち位置により、ほとんどの試合で途中出場を強いられている。それでも、メキシコ代表FWが負傷で欠場した2-0で勝利したスパルタ・ロッテルダム戦に日本代表FWは加入後初めてエールディヴィジで先発出場を飾った。

しかし、オランダメディアの解説陣からはスパルタ戦の上田のパフォーマンスに対して厳しい声が相次いだ。クラブOBのカリム・エル・アフマディ氏は『ESPN』で「ウエダは多くのことを示さなかったが、スパルタのプレーにより彼にとって難しいものにもなっていた。不運な場面もあり、チャンスもほとんどなかった。すべてはボールを持てるか次第だ」と批評。

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続けてアヤックスなどでプレーしたケネス・ペレス氏は「今日、彼がしなかったことは良いストライカーにとって必要な自身のポジションにいることだ。我慢できずに下がることもできるが、監督はストライカーからそのようなことを望んではいない。しかし、彼はそのようにやっていた。ストライカーとしてプレーするなら、ダイナミックさやアクティブさが必要だが、常にチームにとって機能するわけではない」と話し、上田のパフォーマンスについて続けた。

「彼は試合の中でより大きなスペースを必要とするタイプの選手だ。この試合でフィールドはとてもコンパクトだった。ストライカーはとてもチームメイトの影響を受けるものだ。ストライカーとして、私だったら“僕は何をやっていたんだ?”と不満とともにフィールドを後にしていただろう」

元オランダ代表のテオ・ヤンセン氏は、『NOS』でさらに厳しい言葉とともに上田のパフォーマンスを酷評した。

「彼は90分間プレーしたが、まったく良くなかった。まったく連携にも関与できていなかった。ボールを持ってもすぐに失っていた。私たちはゴール前で彼の姿を見てはいない。彼は今日、見えない存在だった。ヒメネスはここ数週間最高のプレーができているわけではないが、彼は得点を奪うことのできる選手だ。フェイエノールトには間違いなく彼が必要だ」

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