14日のスペイン・スーパーカップ決勝レアル・マドリー対バルセロナ(4-1)で、ベンチにいるバルセロナの選手たちがマドリーFWヴィニシウス・ジュニオールに対して憤りの言葉を発していた。
この試合で前半の内にハットトリックを達成し、マドリーのスーパーカップ優勝に大きく貢献したヴィニシウス。しかし後半にはバルセロナの選手たちと激しく衝突する場面も……。ピッチ上での激しいプレーをきっかけにして熱くなり、バルセロナの選手たちやチャビ・エルナンデス監督と激しく言い合ったブラジル代表FWは、バルセロナのベンチに向けて右手の指を4本、左手の指を1本立てて「4-1」のスコアを表す挑発的と捉えかねない行為にも及んでいる。
こうしたヴィニシウスの言動に対して、バルセロナのベンチに座る選手たちはどういったリアクションを取ったのだろうか。スペイン『モビスタール・プルス』のテレビカメラが、その様子を収めていた。
バルセロナの主将MFセルジ・ロベルトは、4-1のジェスチャーを行ったヴィニシウスに向けて「お前はもう黙れ! プレーすればいいんだ! もう歩けよ! 黙ってプレーしろっていうんだ!」と発言。そして、もっと強烈な言葉を口にしていたのがFWフェラン・トーレスだった。『モビスタール・プルス』の説明によればあのジェスチャーを行う直前の出来事だったそうだが、ピッチから下がって椅子に座ったフェランは、問わず語りで次のような言葉を口にしていたのだった。
「ヴィニシウスの愚行にはもううんざりだ。あいつが俺に馬鹿なことを言ってくるなら、いつだってぶん殴ってやる。絶対にやってやるよ……。あのガキをぶちのめしてやるんだ」
なおヴィニシウスはこの試合の直後、相手選手たちと衝突することについて「もっとできた人間になりたい。すべてを勝つために行える人にね。最後には皆を怒らせてしまっている。自分自身も、自分のチームメートもね……。もっと改善しなければいけないところがある。僕はプレーだけに集中しなくてはならないんだ」と、自分自身にも改めるべきことがあるとの見解を示している。




