16日のラ・リーガ第5節、バルセロナはホームでのベティス戦で5-0の大勝を収めた。FWフェラン・トーレスはこの一戦で、同チームにとって2021年5月以来となる直接フリーキックからのゴールを決めている。
バルセロナで2021年5月のバレンシア戦でFWリオネル・メッシが決めて以降、866日間にわたって直接フリーキックからゴールを記録していなかった。この呪いを解いたのが、絶好調フェランだった。
今季、与えられる出場機会を生かし切ってきたことで、驚異的な得点率を誇るフェランは、今季初先発を果たしたこのベティス戦で66分にゴール。ゴール前23.1メートルからの直接フリーキックで、壁の外を通って曲がるグラウンダーのシュートでネットを揺らした。その直後にピッチから下がった同選手は、バルセロナとスペイン代表併せて今季157分の出場で5得点を記録と、31.4分に1ゴールを決めている計算となる。
試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じたフェランは、メッシ以来となるフリーキックでの得点について、次のような感想を述べている。
「フリーキックのことは知らなかった。試合後に皆から言われたんだ。ただ誰が決めてもおかしくなかったと思う。このチームには素晴らしいプレースキッカーが何人もいるからね。でも、それが自分になったことはうれしいよ」
フェランはまた、じつは狙い通りのゴールではなかったことも告白している。
「本当は壁の上を狙ったんだけど、まあ調子が良いときには望んでなくてもゴールになるってことだね(笑)」




