フェネルバフチェは、メスト・エジルの退団を発表した。
2021年冬にアーセナルからフェネルバフチェに加入したエジル。「幼少期からの夢」と語った移籍だったが、これまで公式戦37試合で9ゴール3アシストを記録するものの、交代時に不満を爆発させるなどコーチ陣との対立が何度も報じられてきた。そして今年3月以降、ファーストチームから無期限に除外される。
さらに、新たに就任したジョルジェ・ジェズス監督もクラブの方針に従ってエジルを引き続きチームに入れないことを明言。フェネルバフチェで引退する意向があることを強調した同選手だが、先日にクラブと契約解除に向けて話し合っていることがわかっていた。
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そして13日、フェネルバフチェはエジルの退団を発表。声明の中で「クラブとメスト・エジルの契約が双方の合意で解消されることで合意に至った。私たちはメスト・エジルの今後のキャリアでの成功を祈っている」と綴った。
今夏の移籍市場で無所属になることが決まったエジルに対してはアメリカのメジャーリーグ・サッカー(MLS)行きも報じられていたが、どうやらこのままトルコに留まることになりそうだ。
フェネルバフチェ時代にスポーティングディレクターとしてエジル獲得に尽力したエムレ・ベロゾール監督率いるイスタンブール・バシャクシェヒルが獲得に興味を寄せ、新天地になる可能性が高い。同クラブは13日に公式『Twitter』でエジルのアカウント@M10をタグ付けしており、正式な加入発表が近いと予想されている。