EURO2024準決勝を担当する審判に注目が集まっている。イギリス『ガーディアン』などが伝えた。
10日に開催されるEURO準決勝イングランドvsオランダの主審をドイツ人審判フェリックス・ツヴァイヤー氏が担当することが決定。同審判は2006年、八百長に関与したロバート・ホイザー氏の担当試合で共に働いた際に300ユーロ(約5万円)を受け取ったとされ、6カ月の出場停止処分を受けた過去がある。
一方でツヴァイヤー氏は、ホイザー氏から八百長を依頼された際に「申し出を即座に断った」など八百長への直接関与を常に否定。ツヴァイヤー氏はホイザー氏の八百長を告発した側でもあり、それが出場停止処分が短い期間に軽減された要因でもあったとのことだ。
その後、審判としてのキャリアを継続したツヴァイヤー氏だが、2021年12月のドルトムント対バイエルンでロベルト・レヴァンドフスキが決勝点を挙げたPKを与えた試合後、ジャッジに不満を持ったジュード・ベリンガムから「ドイツ最大の試合で八百長をした審判に何を期待するんだ」と発言され、過去が誤った形で掘り起こされて苦しむことに。ベリンガムはこの発言により、4万ユーロの罰金を科された。
また、イングランド代表のDFルーク・ショーは、今回の準決勝をツヴァイヤー氏がさばくことについて問われると、それが影響を与えることはないと強調している。
「まったくないよ。UEFAが誰を審判に選ぼうと、僕たちはそれを尊重しなければならない。僕たちは試合に集中するだけだ」
なお、ツヴァイヤー氏は既にEURO2024で3試合を担当。UEFAもツヴァイヤー氏の審判としての能力に信頼を置いていることが伝えられている。
【※記事更新 7/9】
読者さまのご指摘を受け、タイトルと本文を修正し、内容不十分な点を補足させていただきました。ご指摘ありがとうございます。


