明治安田生命J1リーグ第19節が7月30日に行われ、味の素スタジアムではFC東京とアルビレックス新潟が対戦。試合は1-1の引き分けとなった。この結果を受け、FC東京の篠田善之監督は、試合後の記者会見で「本当に残念」だったと語る。
「勝ち点1しか取れなかったことは本当に残念だなと思っています」と語る篠田監督。「先制点を与えたことで、少しリズムが狂い、なんとか持ち直して数多くチャンスも作りましたが、決めるというところでは、物足りないなと。チャンスの多さではなくてゴールにもう少しこだわって、いろいろなことに取り組んでいかないと、一番大事なゴールを割ることができないなと思いました」と、試合を振り返った。
篠田監督は「もちろん相手がしっかり最後まで諦めずにやった、というのもありますが、それをねじ伏せるだけの能力はあると思うのですが」と首をかしげる。そして「もう少し冷静にGKの位置を見たり、周りのサポートの位置を見たり、やはり一番はゴールを見ることですが、そこの駆け引きの部分では、もうシュートを打つと決めたら、それしかないような感じが多く見えた。もちろん強引に(ピーター・)ウタカのような突破も必要だったし、(永井)謙佑のランニングも必要だったし、いま、これだと答えは言えないですが、選手たちがもっと冷静に考えないといけない」と、フィニッシュの精度を高める必要があると話す。
どうしても得点したい時、3バックから4バックにするなどの方法もあるのではないか。その質問には「実際にゴールを割れなかったので、この結果はやはりダメだなと思いますが、それでも謙佑と(前田)遼一を入れて謙佑が(シュートを)打ったシーンなんかは、ゴールが割れてもおかしくなかった。(髙萩)洋次郎を1つ前に上げたかったが、今日の洋次郎に関しては攻守に置いて、中央で全てをコントロールしていた。その選手を前に持ってくるとリスクがあったかなという判断で、あの形で行きました」と回答。3バックに固執しているのではなく、前線の選手を入れ替えることで打開したかったと説明した。
篠田監督の指摘した課題は、トレーニングで解消されるのか。その問いに、篠田監督は「(26日に開催されたJリーグYBCルヴァンカップ・プレーオフステージ第2戦を含めた)この2試合で、うまくできている部分と課題がはっきり出せている。勝ち点3を取るにはゴールが必要だし、失点ゼロで行かないといけない。トレーニング中のコミュニケーションなど、いろいろな部分があると思う」と、課題を明らかにして解決していくことに自信を見せた。
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