FC東京の右サイドを支える実力者、ベガルタ仙台の若手コンビらを選出/今週のヤングガン Vol.5

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今、注目の若手Jリーガーを紹介する『今週のヤングガン』。Goal編集部がピックアップした4名は?

日本サッカーの未来を担うU-23世代を輝かせるべくスタートした『タグ・ホイヤー ヤングガン アワード』。Goalでは彼らの奮闘に注目し、U-23世代の活躍をピックアップしてお届け。明治安田生命J1リーグ第22節、明治安田生命J2リーグ第27節からは、4名のヤングガンを紹介する。

西村拓真(ベガルタ仙台)

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強烈なミドルシュートが相手ゴールに襲いかかった。51分、左サイドで中野嘉大とパス交換すると、寄せてきたDFを素早いカットインでかわして右足を振り抜く。GKが何とか弾いたボールを2列目から走り込んだ奥埜博亮が押し込んだ。これが決勝点となり、ベガルタ仙台は実に8試合ぶりの勝利。この試合ではチーム最多となる4本のシュートを放つなど積極的な姿勢が目立った西村。2シャドーの一角でワイドにチャンスを作り、ゴール前にも顔を出せる機動力はチームに新たな迫力とバリエーションをもたらしている。第16節セレッソ大阪戦、第17節ガンバ大阪戦と2試合連続ゴールを決めながらチームは勝利を手にできなかったが、今節は得点こそなかったものの得意の右足で値千金の決勝ゴールを導いた。富山第一高から加入3年目の二十歳。確実に出場機会を増やし、結果を出しつつある若きアタッカーが、必ずや杜の都を明るく照らしてくれるはずだ。

青木亮太(名古屋グランパス)

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今シーズンは主に左サイドでプレーしてきたが、第26節愛媛FC戦から右ウィングバックとしてプレー。前節の松本山雅FC戦では右サイドからショートパスを起点に中央へと流れ、攻撃陣との見事なコンビネーションからチャンスを生み出した。33分にワンタッチパスの崩しに絡んでガブリエル・シャビエルの先制ゴールをお膳立てすると、2分後にはペナルティエリア内でガブリエル・シャビエルのパスを引き出し、佐藤寿人に折り返して2点目をアシスト。そして4ー1で迎えた88分にガブリエル・シャビエルからのロングパスに走り込み、GKとの一対一から芸術的なループシュートでゴールネットを揺らした。これで第24節ロアッソ熊本戦から3試合連続ゴール。松本戦では速いクロスを処理しきれず失点に絡むシーンも見られるなど守備の課題はあるが、サイドバックの位置まで下がるプレーが求められるポジションへの適応は確実に高まっている。抜群の攻撃性を持つ若きアタッカーは、J1復帰を目指す風間グランパスの大きな推進力となりつつある。

室屋成(FC東京)

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スコアレスで迎えた88分にピーター・ウタカの決勝ゴールをアシストしたのは、青赤軍団が誇る若き右ウィングバックだった。FWの大久保嘉人が右サイドに流れてボールをキープすると、相手DFの背後からインサイドに飛び出してスルーパスを引き出し、ワンタッチでウタカに絶好の折り返しを送った。直前には室屋のサイドから神戸に攻められてクロスバーに救われるシーンがあったが、11試合連続でスタメン起用されている室屋は臆することなく攻撃参加し、好機を逃さずに殊勲の決勝ゴールを演出した。2011年のUー17ワールドカップや昨年のリオデジャネイロ・オリンピックなど国際舞台を経験し、豊富な運動量とタイトなマークには定評があった。チームは左サイドに攻撃的な太田宏介を配しているため、攻守のバランスから室屋には難しい役割が求められるが、だからこそ右からの攻撃参加が効果を発揮する一面もある。攻守にわたってさらにスケールアップを果たせば、日本代表入りも現実的なものとなってくるはずだ。

椎橋慧也(ベガルタ仙台)

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Jリーグで“超重量級"とも言えるサンフレッチェ広島の外国籍アタッカー陣を粘り強く封じて1ー0の勝利をもたらしたのが、3バックの左ストッパーを担う20歳のDFだった。身長177センチと体格で勝負するタイプではないが、市立船橋高で身につけた対人能力と気持ちの強さで単独のドリブル突破はもちろん、空中戦からのシュートもシャットアウト。JリーグYBCルヴァンカップなどでアピールし、第19節柏レイソル戦でJ1デビューを果たしたばかりの若武者は今節、アンデルソン・ロペスとマッチアップしながら、ゴール前でパトリックにも厳しく当たる。リベロの増嶋達也、右ストッパーの大岩一貴とともに獅子奮迅の働きでゴール前を守り、終盤に工藤壮人を投入されてのパワープレーもしのぎ切った。リーグ戦22試合で24得点のチームにあって、いかに粘り強く接戦を制するかが上位浮上の生命線となる。鋭い観察眼と機動力を併せ持つ新鋭ストッパーの成長がチームの大きな助けとなりそうだ。

【今週のヤングガン プロフィール】 
西村拓真(ベガルタ仙台)
青木亮太(名古屋グランパス)
室屋成(FC東京)
椎橋慧也(ベガルタ仙台)

【TAG Heuer YOUNG GUNS AWARD】 

Jリーグの次世代を担う若い選手層の育成・Jリーグの発展を目的に、各メディア・著名人など、本企画に賛同するアワード サポーターが、J1、J2、J3のクラブに登録されているU-23選手の中から候補者30名を選出。その後、一般投票を含む最終選考にて11名を選抜、2017年12月に表彰する。

詳しくは こちら から

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