イングランドサッカー協会(FA)は、マンチェスターダービー後の控え室で騒動を起こした両クラブへの処分を見送る決定を下した。
10日に行われたマンチェスター・ユナイテッド対マンチェスター・シティの一戦後、2-1で勝利したマンチェスター・シティのメンバーが控え室で大騒ぎして、それにひどく腹を立てたマンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督と一触即発の状態に。そして、同指揮官が控え室に向かって牛乳パックを投げたり、コーチのミケル・アルテタ氏が頭部にケガを負ったりとさまざまなことが報じられていた。
この騒動を受け、調査を開始し、両クラブから聴取を行ったFAは「調査の結果、FAは両クラブに正式な罰則を科さないことを決定した」と声明を発表した。
また、ダービー前に「シティの選手は簡単にバランスを崩し、少しの風でも簡単に転んでしまう」とモウリーニョ監督が発したコメントに対してもFAが調査を開始。しかし、FAはポルトガル人指揮官のレフェリー批判ともとれる発言について「FAは正式な処分を科さない。しかし、ジョゼ・モウリーニョが公の場でマッチオフィシャルに対する発言を今後も繰り返すようであれば、処分を検討する」と今後の発言を改めるよう求めている。




