サッカーチームには、どこであろうと無条件でトップリーグの一員であり続けるという権利はない。
稀なケースかもしれないが、サッカー界の巨頭が下位リーグに降格することも時にはあり得る。かつてのヨーロッパチャンピオン、ノッティンガム・フォレストが数段落ち、リーズ・ユナイテッドの苦境は「リーズのように」という言葉につながったように、イングランドサッカー界にはその例がたくさんある。
エヴァートンは2021-22シーズン、プレミアリーグの地位を維持するために真剣な取り組みが行われており、深い水の中にいることがわかったが、これまでに降格したことがあるのだろうか?『GOAL』がすべてを紹介していく。
エヴァートンは降格したことがあるのか?
1888年にフットボールリーグが設立されて以来、エヴァートンが降格したのは2回だけだ。
最初の降格は1929-30シーズンで、ディクシー・ディーンの活躍にもかかわらず、1部リーグを22位で終えた。1930-31シーズンの2部リーグで優勝し、ディーンの指揮のもと昇格を果たし、トップリーグに復帰した。
2度目の降格を経験したのは、それから20年後の1950-51シーズンだった。この時もリーグ最下位に終わり、1953-54シーズンに2部リーグで優勝し、トップリーグの座を取り戻すのに3回の挑戦が必要だった。
そして、1954-55年以来、イングランドのトップリーグに君臨し続けている。
プレミアリーグからの降格はあるのか?
シーズン | 最終順位 | 勝ち点 |
---|---|---|
1992-93 | 13th | 53 |
1993-94 | 17th | 44 |
1994-95 | 15th | 50 |
1995-96 | 6th | 61 |
1996-97 | 15th | 42 |
1997-98 | 17th | 40 |
1998-99 | 14th | 43 |
1999-2000 | 13th | 50 |
2000-01 | 16th | 42 |
2001-02 | 15th | 43 |
2002-03 | 7th | 59 |
2003-04 | 17th | 39 |
2004-05 | 4th | 61 |
2005-06 | 11th | 50 |
2006-07 | 6th | 58 |
2007-08 | 5th | 65 |
2008-09 | 5th | 63 |
2009-10 | 8th | 61 |
2010-11 | 7th | 54 |
2011-12 | 7th | 56 |
2012-13 | 6th | 63 |
2013-14 | 5th | 72 |
2014-15 | 11th | 47 |
2015-16 | 11th | 47 |
2016-17 | 7th | 61 |
2017-18 | 8th | 49 |
2018-19 | 8th | 54 |
2019-20 | 12th | 49 |
2020-21 | 10th | 59 |
1992-93シーズンに「プレミアリーグ」と呼ばれるようになってから、エヴァートンは一度も降格したことがない。
アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、チェルシー、トッテナムと並んで、プレミアリーグの全シーズンで降格を経験したことがない特別なグループの一員である。
2000年代半ばから後半にかけてプレミアリーグで比較的成功を収め、デイヴィッド・モイーズがクラブをヨーロッパサッカーの真の候補に変身させたことで、それ以来、順位表のトップハーフに常に君臨している。
しかし、プレミアリーグの初期には、順位表の裏側で苦闘していた。2003-04シーズン、降格圏内の17位という危うい状況に陥り、38試合で勝ち点39というクラブのプレミアリーグ史上最低の成績を収めた。