現地時間17日、イングランド・プレミアリーグは第5節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルは敵地グディソン・パークでエヴァートンと対戦した。
代表ウィーク前の前節、マンチェスター・ユナイテッド相手に3-1と逆転勝ちを収めたアーセナルだが、敵地でのエヴァートン戦は3連敗中とやや苦手な相手。ユナイテッド戦からは、GKをラムズデールからラヤに代え、中盤にハヴェルツではなくファビオ・ヴィエイラを先発で起用し、冨安はベンチスタートとなった。
立ち上がりからアーセナルが80%近いボールポゼッションで攻勢に試合を進め、エヴァートンは守勢の時間帯が続く。
迎えた19分、前線でのルーズボールをエンケティアが落とし、F・ヴィエイラのパスに抜け出したマルティネッリがゴール右へと沈めてアーセナルが先制したかに思われたが、これはVARの結果、エンケティアのオフサイドを取られてノーゴールとなった。さらにアーセナルにとって不運が続き、この場面でマルティネッリが足を痛め、トロサールとの交代を余儀なくされた。
その後もアーセナルが圧倒的にボールを支配してエヴァートン陣内へと攻め込むが、エンケティアやサカ、代わって入ったトロサールもなかなか持ち味を発揮しきれず、チャンスを作り出すことができない。
78%のボールポゼッションを記録しながらも無得点で前半を終えたアーセナルは、開始早々にウーデゴールが鋭いカットインシュートでGKピックフォードを脅かしたものの、その後が続かない。
66分にエンケティアを下げてガブリエウ・ジェズスを投入したアーセナルはそのわずか3分後、右のショートコーナーからパスをつないでいき、サカのパスをエリア内右で受けたトロサールがゴール左へと流し込んでアーセナルが均衡を破った。
これで前に出ざるを得ないエヴァートンに対し、スペースを得たアーセナルがチャンスを増やしていく。77分にはカウンターからウーデゴールの強烈なシュートをGKピックフォードがはじき、こぼれ球をF・ヴィエイラが押し込むも、ここは戻ったDFにブロックされた。
80分、ジンチェンコとF・ヴィエイラを下げて冨安とハヴェルツを投入。冨安は左のサイドバックながら、ジンチェンコと同じようにボール保持の際はボランチの位置でもプレーする。
1点を追うエヴァートンもカルヴァート=ルインやシェルミティらを投入してロングボールを中心に一発を狙うものの、なかなか事故狙いの攻撃では決定機を作ることができない。アディショナルタイムの4分間もエヴァートンにゴールを許さなかったアーセナルが2連勝を飾った。
■試合結果
エヴァートン 0-1 アーセナル
■得点者
エヴァートン:なし
アーセナル:トロサール(69分)



