FRANCK RIBERY BAYERN MÜNCHEN GERMAN BUNDESLIGA 09032019Getty Images

フランスとドイツが初戦で激突!いずれも愛するリベリ「0-0で。まぁ、ファンのためには…」

長年バイエルン・ミュンヘンでプレーした元フランス代表MFのフランク・リベリがドイツ誌『キッカー』のコラムを執筆。その中で、ユーロ(EURO)2020のフランス対ドイツの試合への思いを語った。

フィオレンティーナでプレーする現在38歳のリベリは2007年から19年までバイエルンでプレー。オフは今もミュンヘンで暮らす家族とともに過ごし、「もちろんEUROを見ている」とのこと。その中でも特に「僕の以前のリビング」ことアリアンツ・アレーナで日本時間16日に行われるフランスとドイツの対決に注目しているようだ。

「特別な試合だ。この対決では僕の胸の中に2つの心が高鳴る」と語るリベリはこのように続けている。

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「バイエルンでの12年間によりドイツを愛するようになったが、僕は現在もこの先もフランス人。だから、0-0で引き分けてほしい。まぁ、ファンがゴールを見れるために1-1でもいい。それとも5-5とかね」

「フランスは世界王者で、チームのほとんどはワールドクラスの選手なので、紙上では本命かもしれないが、ドイツもビッグネームが多く力強いチームだ。最も難しいグループのこの初戦はどちらにとってもタフでありながら美しい試合となるだろう」

ドイツ代表にはバイエルンからの選手が8人、フランス代表には4人が選ばれている。さらにレアル・マドリーやチェルシーからもそれぞれに招集されており、リベリはクラブからよく知る同僚たちとの対決に向けて選手たちも「キックオフ前まではおかしな感覚だろう」と予想。一方で、「90分間の間は、この試合に勝つことしか考えにないはず」とも指摘した。

また、フランス側ではキリアン・ムバッペとカリム・ベンゼマの連携に期待を寄せるリベリだが、ドイツに関しては代表に復帰のトーマス・ミュラーの重要性に言及。元同僚について次のように記している。

「僕の考えでは彼よりドイツのサッカーを体現する選手はほかにいない。最高レベルでのプレーであれだけ数多くのタイトルを勝ち取ってきた彼だし、ものすごく豊富な経験を持ち込み、チームメイトたちをけん引できて、とにかくいつでもポジティブなタイプだ」

「彼は代表へのカムバックに値し、ドイツにとって天の賜物と言えるだろう」

なおミュラーと同様に復帰のマッツ・フンメルスも称賛するベテラン・ウィンガーはキングスレー・コマンやリロイ・サネ、セルジュ・ニャブリをバイエルンでの「僕の後釜たち」と称しながら、3人の共通点としてスピードや優れたドリブル、絶えず一対一に入る姿勢を挙げて評価。「彼らのうちの1人がこの試合を決めるのか、見てみよう」と記しつつ、最後には「2カ国とも僕も引き分けに不満はないだろう」との言葉で締めくくった。

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