バロンドールを生んだ仏メディア『フランス・フットボール』に対して、サミュエル・エトー氏が皮肉のコメントを発している。
『フランス・フットボール』は右ウイングのバロンドール/ドリームチームを公表。その10名はデヴィッド・ベッカム、ジョージ・ベスト、ルイス・フィーゴ、ガリンシャ、ジャイルジーニョ、ケヴィン・キーガン、スタンリー・マシューズ、アリエン・ロッベン、リオネル・メッシ、そしてエトー氏という錚々たるメンバーとなった。
だがエトー氏は自身のSNSでこの内容についてフランス語で反論。「ありがとう。私は確かに1~2シーズンだけ右サイドでプレーしたことがあるよ(だけどセンターFWとして25年もキャリアを送ってきたんだけどね)」と皮肉交じりでメッセージを発している。そして「リスペクトを欠いているね、フランス・フットボール」と不満をあらわにした。
1981年生まれのエトー氏はバルセロナ、インテルでチャンピオンズリーグ優勝を経験するなど、2000年代は世界最高峰のセンターFWとしての評価を得ていた。また、カメルーン代表としては118キャップで56ゴールをマーク。2000年のシドニーオリンピックではパトリック・エムボマとともに、母国に初の五輪金メダルをもたらしたことでも知られる。
2010年の南アフリカ・ワールドカップで、カメルーン代表FWとしてエトー氏は日本とも対戦。このときはピエール・ウェボがトップに入り、右ウイングを務めたように、カメルーン史上最高のストライカーと称されるエトー氏は、状況に応じて右サイドに回ることもあった。
だが長らくセンターFWとして活躍した自負があることから、エトー氏は右ウイングのカテゴリーで歴代選手にノミネートされたことについて不満に思っているようだ。
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