KuboGetty Images

久保建英、エスパニョール戦はトップ下ではなく右サイドハーフとして躍動…マジョルカがD・ロドリゲス弾で2連勝果たす

マジョルカは27日にラ・リーガ第3節、本拠地ソン・モッシュでのエスパニョール戦に臨み1-0の勝利を果たした。MF久保建英は2試合連続で先発出場を果たし、86分にピッチから下がっている。

昨季ラ・リーガ2部で最後まで優勝を争い、得失点差によってトロフィーを譲った相手エスパニョールをソン・モッシュに迎えたマジョルカ。このカタルーニャのチームを率いるのは2シーズン前までマジョルカを率い、久保のこともよく知るビセンテ・モレノ監督だ。彼からチームを引き継いだルイス・ガルシア・プラサ監督はこの試合でも4-2-3-1のシステムを継続して使用したが、今回は久保をトップ下ではなく右サイドハーフ、ダニ・ロドリゲスをトップ下に配置して、1トップにはアブドンではなくフェル・ニーニョを据えている。

前半、うまく攻撃の形をつくれていたのはマジョルカ。特にビジャレアルでもチームメートだった久保とF・ニーニョの連係は良好で、久保は3分に壁パス、20分に精度抜群のスルーパスからF・ニーニョのシュートチャンスを生み出した。が、いずれのフィニッシュもGKディエゴ・ロペスの好守に阻まれている。

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優勢のマジョルカは27分に先制に成功。ヴァルイェントのサイドチェンジを受けたブリアンがすぐさまペナルティーエリア内にグラウンダーのクロスを送ると、F・ニーニョが叩けず、しかしエスパニョールDF陣もクリアし損ねたボールをダニ・ロドリゲスが枠内に押し込んだ。リードを得たマジョルカはさらに43分、ペナルティーエリア手前右でボールを持った久保が左足のミドルシュートでゴールをうかがったが、これは惜しくもD・ロペスにセーブされる。前半は1-0で終了した。

後半はエスパニョールがボールを保持して、マジョルカは防戦を強いられる時間が長くなる。その中で久保は守備と攻撃の両面で奮闘。80分には前半終盤と同じく、ペナルティーエリア手前右からミドルシュートを放ったものの、今度は惜しくもクロスバーを越えていった。ガルシア・プラサ監督は86分にF・ニーニョと久保を下げてアブドンとバタグリアを投入。終盤、マジョルカはエスパニョールの意地の攻勢を受けたが、94分にアマトを倒したセルジ・ゴメスが一発退場となって数的にも優位に立って1点リードを最後まで守り切った。

前節アラベス戦に続いて1-0の勝利を果たしたマジョルカは、第3節までの成績が2勝1分けと順調なスタートを切っている。

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